イネビリズマブがIgG4関連疾患に著効:MITIGATE試験
Inebilizumab for Treatment of IgG4-Related Disease
背景
IgG4関連疾患(IgG4-RD)にはステロイドが使用されているが、標的化療法ではない。
アメリカHarvard Medical SchoolのStoneら(MITIGATE)は、IgG4-RD患者135名を対象に、抗CD19モノクローナル抗体イネビリズマブの52週投与投与をプラセボと比較する第3相RCTを行った。両群の参加者は、同一のグルココルチコイド漸減を受けた。
一次エンドポイントは、治療期間中に最初に治療され、判定された疾患再燃(イベント発生までの時間)である。
結論
イネビリズマブの一次エンドポイント効果を認めた(HR 0.13)。年間再燃率も実薬群がプラセボ群より低かった(率比[RR] 0.14)。イネビリズマブ群は完全寛解率も高かった(再燃のないグルココルチコイド不要の完全寛解のオッズ比[OR] 4.96)。治療期間中の重篤有害事象発生率は、実薬群18%、プラセボ群9%であった。
評価
Amgen社のイネビリズマブは、視神経脊髄炎スペクトラム障害治療ですでに有力化しており、著効を示したこのMITIGATE試験により、IgG4-RDでも有力薬として浮上した。治療の安全性プロファイルを確立するには、より長期的なデータが必要であり、3年間のオープンラベル期間が継続している。


