パーキンソン病へのGLP-1受容体作動薬リキシセナチド第2相を通過:LIXIPARK
Trial of Lixisenatide in Early Parkinson’s Disease

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
April 2024
390
開始ページ
1176

背景

糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬が、パーキンソン病に有効である、という仮説がある。
フランスUniversity of ToulouseのRascolら(LIXIPARK)は、156名の同初期患者を対象として、リキシセナチドの有効性・安全性を検証する第2相試験を行った(12ヵ月、対照:プラセボ)。
一次エンドポイントは、MDS-UPDRSのパートIIIスコア(スコアが高いほど運動障害が悪化)である。

結論

リキシセナチドの一次エンドポイントに対する効果を認めた[-0.04ポイント(改善)vs. +3.04ポイント(悪化)]。
リキシセナチド群の46%が悪心、13%が嘔吐を報告した。

評価

この仮説はエクセナチドでも検証されており、動物実験での基礎もあり、有望であるものの確定的ではない。ここでのリキシセナチドの効果は、統計学的に有意であったものの、小規模で臨床的意義は不祥であり、第3相長期試験が必要である。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell