パーキンソン病へのGLP-1受容体作動薬リキシセナチド第2相を通過:LIXIPARK
Trial of Lixisenatide in Early Parkinson’s Disease
背景
糖尿病治療薬であるGLP-1受容体作動薬が、パーキンソン病に有効である、という仮説がある。
フランスUniversity of ToulouseのRascolら(LIXIPARK)は、156名の同初期患者を対象として、リキシセナチドの有効性・安全性を検証する第2相試験を行った(12ヵ月、対照:プラセボ)。
一次エンドポイントは、MDS-UPDRSのパートIIIスコア(スコアが高いほど運動障害が悪化)である。
結論
リキシセナチドの一次エンドポイントに対する効果を認めた[-0.04ポイント(改善)vs. +3.04ポイント(悪化)]。
リキシセナチド群の46%が悪心、13%が嘔吐を報告した。
評価
この仮説はエクセナチドでも検証されており、動物実験での基礎もあり、有望であるものの確定的ではない。ここでのリキシセナチドの効果は、統計学的に有意であったものの、小規模で臨床的意義は不祥であり、第3相長期試験が必要である。


