複雑性尿路感染症にcefepime-taniborbactam登場:CERTAIN-1試験
Cefepime-Taniborbactam in Complicated Urinary Tract Infection
背景
Cefepime-taniborbactam(CfT)は、新規β-ラクタム系薬・β-ラクタマーゼ阻害薬配合薬剤で、セリンβ-ラクタマーゼと、メタロβ-ラクタマーゼを発現する腸内細菌種および緑膿菌への活性が示されている。
アメリカVenatorx PharmaceuticalsのMcGovernら(CERTAIN-1)は、急性腎盂腎炎を含む複雑性尿路感染症(cUTI)入院成人患者661名を対象として、CfTの効果・安全性をメロペネムと比較する第3相RCTを行った。
一次アウトカムは、同定済みグラム陰性病原菌保有患者における試験19〜23日目の微生物学的成功と臨床的成功の複合である。
結論
CfTの一次アウトカム優越性を認めた(70.6% vs. 58.0%, 治療差 12.6パーセントポイント)。この差は試験28〜35日目でも持続していた。重篤有害事象の頻度に群間差はなかった。
評価
Venatorx Pharmaceuticalsの重要な開発であり、FDAはファーストトラック指定している。UTI適応に関し承認されることは確実視されており、さらに院内・人工呼吸器関連細菌性肺炎(HABP/VABP)でも臨床試験が進行中である。


