デング熱に4価弱毒生ワクチンButantan-DV4登場:DEN-03-IB
Live, Attenuated, Tetravalent Butantan-Dengue Vaccine in Children and Adults

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The New England Journal of Medicine
年月
February 2024
390
開始ページ
397

背景

デング熱ワクチンの開発が進んでいる。
ブラジルInstituto ButantanのBoulosら(DEN-03-IB)は、同研究所とアメリカNIAIDが開発したButantan-DV4価弱毒生ワクチンの効果・安全性を検証する第3相試験を行った(n=16,235, 対照:プラセボ)。
一次有効性エンドポイントは、全血清型のデング熱に対するワクチンの全有効率、一次安全性エンドポイントは、接種後21日以内のワクチン関連有害事象である。

結論

2年間におけるワクチンの全有効率は79.6%であった(2〜6歳で80.1%、7〜17歳で77.8%、18〜59歳で90.0%)。DENV-1に対する有効率は89.5%、DENV-2に対する有効率は69.6%であった。
接種後21日以内の全身性有害事象の頻度は、実薬群がプラセボ群より高かった(58.3% vs. 45.6%)。

評価

デングワクチンには現在他にDengvaxia(Sanofi)とQdenga(Takeda)があり、共に有効である。この4価生ワクチンは1回投与というメリットがあり、有力なオプションであることを示した。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell