大麻曝露はやはり妊婦に有害
Cannabis Exposure and Adverse Pregnancy Outcomes Related to Placental Function

カテゴリー
Top Journal
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
December 2023
330
開始ページ
2191

背景

アメリカで大麻使用が激増しており、特に青少年や妊婦へのリスク評価が急務となっている。
アメリカUniversity of UtahのMetzらは、Nulliparous Pregnancy Outcomes Study: Monitoring Mothers-to-Beコホートの妊娠転帰データおよび尿サンプルの薬物アッセイ・分析により、この問題を検討した(n=9,257)。
複合一次アウトカムは、在胎不当過小、早産・死産・妊娠高血圧症・新生児死亡である。

結論

大麻曝露のある妊婦での一次アウトカム発生リスク増を認めた(25.9% vs. 17.4%, 調整後相対リスク 1.27)。
このリスクは、妊娠第1期を超えた大麻の継続使用があった妊婦で高かった(調整後相対リスク 1.32)。

評価

「無害」報告もある調査困難なテーマだが、最大規模の実測調査により有害となる結果を確認した。現在、大麻製剤には、より多量のTHCが含まれる傾向にあり、妊婦に無害という見解は成り立ちがたい。同様に、青少年への影響も大きな問題である。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(Top Journal)

The New England Journal of Medicine(NEJM)、The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Nature、Nature Medicine、Science、Science Translational Medicine、Cell