MRエラストグラフィーに関するResoundant社とのライセンス契約締結について
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社
- 2021年11月30日
キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 代表取締役社長:瀧口 登志夫)とResoundant社(本社:米国ミネソタ州Rochester CEO:Dr. Richard Ehman)は、キヤノンメディカルのMRIプラットフォームにResoundant社が開発した先端的MRエラストグラフィー(磁気共鳴エラストグラフィー、以下MRE)をライセンス契約することで合意しました。両者は、当社の最新のMRI装置ラインアップに対し、Resoundant社のMRE技術のシームレスな統合を図ることを目指し、緊密に連携を進めてまいりました。
Resoundant社は、MRE開発の先駆けとして取り組んできた企業であり、MREは非侵襲的な肝線維化評価における総合的臨床ガイドラインとして普及しています。今回のパートナーシップにより、当社のMRIのアプリケーションが進化し、お客さまに新たな臨床的価値をもたらすものと大いに期待しています。 Mayo Clinicにて放射線学教授およびBlanche R. & Richard J. Erlanger Professor of Medical Researchの名誉職も務めるResoundant社CEOのDr. Richard Ehmanは、「キヤノンメディカルシステムズとのライセンス契約に、大変興奮しています。世界中どこでもMREへのアクセスが可能になること、これが我々が最優先とする取り組みの一つです。急速な市場拡大を続けるキヤノンメディカルとのパートナーシップは、その実現を後押しします。」とコメントしています。
MREについて
Mayo Clinicによって発明されたMRエラストグラフィーは、肝線維化のステージ評価について有効性が確認された唯一のMRI技術であり、現在世界1,800か所を超える医療現場で使用されています。MREはその役割として、非侵襲的な肝線維化評価における総合的臨床ガイドラインとして普及しています。米国放射線医学会が発行する妥当性基準に関するAppropriateness Criteria®において、MREは最も正確かつ適切な非侵襲的肝線維化検査法として認定されています。MREは、米国内でCategory I CPT® code (76391)で診療報酬が認められるほか、各種の公的私的医療保険プランにより費用が補償されます。
Resoundant社について
Resoundant社は、世界中に磁気共鳴エラストグラフィー(MRE)を提供することを通して、患者ケアや診断精度の向上を目指す医療テクノロジー企業です。本社をミネソタ州Rochesterに構え、Mayo Foundation for Medical Education & ResearchおよびMayo Clinicの医師、研究員らにより設立されました。 詳細につきましては、Resoundant社ホームページhttp://www.resoundant.comをご覧ください。
- 企業サイトURL
- https://jp.medical.canon/
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