フィリップス、自宅療養患者のリスク検出と早期介入をサポート 遠隔医療システム「eHomeCare」に「コロナ患者症状管理プログラム」新搭載

株式会社フィリップス・ジャパン
2021年8月31日



株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:堤 浩幸、以下フィリップス)は、「2030年までに25億の人々の生活を向上させる」を達成目標に掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち、すべての人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現をめざしています。

このたびフィリップスは、株式会社インテグリティ・ヘルスケアと共同で開発し、2020年6月に販売開始した遠隔モニタリングとオンライン診療をサポートする遠隔医療システム「eHomeCare(イー・ホームケア)」に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の自宅・ホテル療養患者へのケアを対象とした新しいプログラム「コロナ患者症状管理プログラム」を搭載し、8月よりリリースします。

昨年から続く新型コロナウイルス感染症への対策として自宅や宿泊施設での療養を行うケースが増えています。医療機関でのケアとは異なり、医療従事者側は患者の様態変化を把握しにくく、患者側は近くに医師や看護師がいない不安を抱えています。フィリップスは「eHomeCare」を通じ、自宅・ホテル療養患者のリスク検出・早期介入をサポート、離れている医療従事者と患者をつなぐことで、医療従事者や患者の負担を軽減できるよう貢献します。

「eHomeCare(イー・ホームケア)」の製品特長
遠隔モニタリング機能とバイタルサイン[1]に対する閾値設定機能を有し、様態変化のリスクが検出された場合には医療従事者・患者に通知が入ります。また、医療従事者と患者は必要に応じてスマートフォンアプリを通じてオンライン診療を簡便に実施することが可能です。

新搭載する「コロナ患者症状管理プログラム」は、新型コロナウイルス感染症療養患者向けの問診があらかじめ設定されており、ユーザーによるカスタマイズも可能で療養患者の状況に応じた遠隔管理をサポートします。

[1]:体温、血圧、SpO2、脈拍等


新型コロナウイルス療養患者への活用

1. 自宅・ホテル療養患者のリスク検出と通知
体温、血圧、SpO2、脈拍等といった新型コロナウイルス感染症の管理に必要な項目に患者ごとの閾値を設定し、療養患者が測定・記録をした際に閾値を超過していれば自動的に医療従事者や関係者に通知が届きます。同時に患者アプリにも注意喚起を促す通知がなされるのでリスク検出・早期介入に役立ちます。

2. 遠隔モニタリング機能による非接触の見える化
療養患者がアプリにて各バイタルサインを記録し、新型コロナウイルス感染症の問診に回答することで医療従事者は非対面でも患者様態のトレンド把握が可能です。リスク検出・通知機能とあわせることでリスクがあった際の直前の変化を一元的に管理できます。

3. オンライン診療による介入
患者はスマートフォン(iOS、Andoroid対応)やタブレット(iOS限定)、医療従事者はPC を用いて、いつでもオンライン診察・ビデオ通話を簡便に行うことが可能です。遠隔モニタリングやリスク検出・通知機能と併用して、オンライン診療による療養患者のケアの継続をサポートします。

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