患者搬送時のケーブル付け外し時間を大幅短縮、搬送をスムーズにする患者モニタで、医療従事者のワークフローの効率化につなげます。

ドレーゲルジャパン株式会社
2020年7月30日

ドイツの医療および安全機器製造販売会社 Dragerwerk AG & Co. KGaA の日本法人ドレーゲルジャパン株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:ホルガー・クライン)は、患者モニタInfinity Acute Care Systemの「Pick and Go」や「フリップスクリーン」機能によるケーブルマネジメントを通じて、「スパゲッティ状態」の医療現場での医療従事者のワークフロー効率化につなげます。

近年の医療現場は、医療技術の急速な進歩によって、多くの情報に基づく正確な診断や自動化など利便性が向上した一方で、様々なデータを得るために、患者様の周りには医療機器が増え、ケーブル類が「スパゲッティ状態」になりケーブル配置に手間どる現状があります。


増える医療機器と「スパゲッティ状態」の医療現場

ワークフロー改善の鍵:ドレーゲルの患者モニタは、診断の精度や自動化による利便性と医療従事者の効率性のバランスを追究
医療の質を保ちつつ、効率的に、確実に患者様の様態を把握できないものでしょうか。例えば、患者様が救急搬送されて緊急手術後、ICUへ入り、回復後に病棟へと移動する際などに、患者様の搬送フローや移動先でのケーブルの引き回しなどを考慮して設計された患者モニタは、ワークフローの効率化に貢献するソリューションになり得ると、ドレーゲルは考えます。

患者モニタ Infinity Acute Care System の「Pick and Go」テクノロジー:ケーブルの付け外しの手間を 52%*1削減
搬送時に発生する何本ものケーブルを患者様から外し、搬送先(病棟など)で別の患者モニタに付けなおす作業には、多くの手間が費やされています。ドレーゲルでは、『患者様一人に1台の患者モニタ』を推奨しており、患者モニタが患者様と一緒に移動するためケーブルの付け外しの手間を52%削減した確認*1がされています。そしてデータを途切れることなくしっかりと収集*2。患者様が院内にいる間は一人に1台の患者モニタが継続して使われることで、複数人での共有によって発生する感染リスクを低減し、それに伴う時間や労力を効率よく抑制できます。さらに、快適なコネクタレス赤外線通信で、ドッキングステーションに手間なく接続できます。


ケーブルのスパゲッティ状態での「フリップスクリーン」
患者モニタは、測定パラメータが多く、ケーブルがたくさんあるためケーブルの「スパゲッティ状態」が問題視されています。通常、センサ類のケーブルは、電気安全の設計上、機器の同じ側(例えば、左側)から出ています。そのため、患者様の右側から引き回した方が短い経路ですみますが、ケーブルが患者様の左側に引き回され遠回りになるうえ、ケーブルがつっぱってしまう、そして周辺に多数の医療機器があるため、その配置や場所も変えられないという状況が起こり得ます。

ドレーゲルの患者モニタ(M540)は、「フリップスクリーン」機能を搭載しており、画面が180°自動反転。これにより引き回しに依存しないワークフローを実現します。さらにドレーゲルの患者モニタ(M540)だけのユニークな特徴として、取っ手がついていないため左右どちらにも自由に配置いただけます。軽量化(920g)された本体は、取っ手がなくても片手で手間なくストレスフリーに持ち運べます。


さらに、コネクタレスなM540は、IPX4という耐水性能があり、凹凸部分の少ないフラットな筐体設計で、清掃、消毒を行うにも便利です。ドレーゲルの患者モニタは医療現場のワークフローの効率改善に配慮し、働き方改革に貢献します。その理由は、動画でご覧ください。


今、ドレーゲル患者モニタがワークフロー効率改善のためにできること
ワークフロー改善を前提として、医療機器中心でなく、患者様の搬送や医療従事者の使いやすさに配慮した設計で、煩わしいケーブルの付け外しや引き回しといったケーブルマネジメントを改善します。ケーブルとうまく付き合っていくためのソリューションを通じて、医療従事者の皆様をご支援していきます。
http://t4.life/IHW

Reference
1. Drager sponsored study at University Hospital in Zurich. Project started in October 2006 with 2 weeks data capturing and 160 Patients measured. The 2nd measurement in April 2007 with 2 weeks data capturing and 170 Patients measured
2. Drager sponsored Reference Case: Streamlined clinical workflow advances quality of care at Sunderby Hospital in Lulea, Sweden


■ドレーゲルジャパン株式会社について
ドイツの医療および安全機器製造販売会社 Dragerwerk AG & Co. KGaA の日本法人。「急性期医療のスペシャリストとして、急性期医療をより良くする」をメディカル事業部のミッションとし、医療機器(麻酔器、人工呼吸器、保育器、患者モニタ&IT、メディカルサプライや照明機器、関連アクセサリなど)を製造販売。幅広い製品ポートフォリオと高い技術力で急性期医療を全面的にサポートします。医療従事者の皆様と共に急激に変化する医療環境を見据え、患者様のQOLの向上及び、医療従事者の皆様の業務改善に貢献します。また、セイフティー事業部では、保護メガネ、呼吸用保護具、化学防護服、ガス検知警報器、アルコール・ドラッグ検知器等の安全機器を製造販売。ドレーゲル社は、生命を守るテクノロジーに特化した企業です。
詳しくは、ウェブサイトをご覧ください:www.draeger.com/jp-hospital-news

Drager. Technology for Life
Dragerは「医療」・「安全」技術分野におけるグローバルのリーディングカンパニーです。1889年に創業を開始し、2019年度には約28億ユーロの収益を達成しました。ドレーゲルグループは現在190以上の国に支社を構え、14,500人以上の従業員と共に「Technology for Life -生命を守るテクノロジー」を実現するため、尽力しております。
詳しくはホームページをご覧下さい。www.draeger.com

Infinity ACS M540 患者モニター 22400BZX00116000
ドレーゲル Infinity Medical Cockpit 22200BZX00922000

【お問い合わせ先】
ドレーゲルジャパン株式会社
メディカル事業部 マーケティング
財津 めぐみ
megumi.zaitsu.contractor@draeger.com
Tel 03-6447-7223

企業サイトURL
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