キヤノンメディカル、CT搭載車を用いた新型コロナウイルス肺炎の早期診断の有用性に関する実証研究に参画
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社
- 2020年7月28日
CT搭載車に採用される Aquilion Lightning / Helios i Edition
キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 代表取締役社長:瀧口登志夫)は、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED) による、令和2年度「ウイルス等感染症対策技術開発事業(実証・改良研究支援)」において採択された、「遠隔画像診断・非曝露撮影機能を実装するCT検診車を用いた院外療養中の感染者における新型コロナウイルス肺炎の早期診断の有用性に関する実証研究」(研究開発代表者:公立大学法人 横浜市立大学 大学院医学研究科 放射線診断学 山城恒雄 准教授)に、研究協力機関として参画します。
本研究において当社は、ディープラーニングを用いた画像再構成技術(Advanced intelligent Clear-IQ Engine-integrated:AiCE-i)を備え、低線量での撮影を可能とした最新の80列CTスキャナーを、株式会社フリールが所有する車体に搭載し、新型コロナウイルス肺炎等の画像診断に特化したCT搭載車(CT検診車)を構築することに協力します。さらに、放射線診断専門医による迅速な画像診断を可能にするため、CT搭載車と横浜市立大学附属病院を直接結ぶ遠隔画像診断システムを提供します。
新型コロナウイルス感染症においては、全世界から肺炎の検出における胸部CTの有用性が報告されています。本実証研究では、CT搭載車を用いた出張型のCTを施行することで、様々な局面で新型コロナウイルス感染者における初期の肺炎像を評価することなど、包括的な新型コロナウイルス対策におけるCT搭載車の活用に関してその可能性を探ります。
新型コロナウイルス感染症へのさらなる備えが急務となっている中、当社は画像診断を通して医療従事者を支援する最新のソリューションを提供し、医療に貢献してまいります。
- 企業サイトURL
- https://jp.medical.canon/
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