医療機器『アダカラム®』10月1日より膿疱性乾癬の保険適用

株式会社JIMRO
2012年9月5日

株式会社JIMRO(本社:群馬県高崎市、代表取締役社長:茅野司郎)が製造販売する医療機器『アダカラム®』が6月25日付で膿疱性乾癬(のうほうせいかんせん)に対して追加効能が承認され、10月1日より保険適用となりました。

アダカラム®は、血液を一旦体外に連続的に取り出し、末梢血の白血球のうち顆粒球および単球を選択的に吸着し、その後血液を体内に戻す体外循環療法に使用する白血球除去カラムで、2000年4月より活動期潰瘍性大腸炎に対して、2009年1月からはクローン病に対しても寛解導入療法の治療選択肢として保険適用されています。この度、新たに、全身治療を必要とする膿疱性乾癬患者の症状改善のための治療選択肢として保険適用されました。

膿疱性乾癬治療には、副腎皮質ステロイド剤、ビタミンD3等を用いた外用療法や、ナローバンドUVBによる光線療法、エトレチナートやシクロスポリン、メトトレキサート、TNF-α阻害薬等による全身療法が行なわれます。アダカラム®は全身治療を必要とする膿疱性乾癬の治療選択肢拡大に寄与するものと考えています。

株式会社JIMROは、大塚ホールディングス株式会社傘下において、医療機器事業を統括する大塚メディカルデバイス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:白藤泰司)の中核的な事業会社として、今後とも独創的な製品の研究・開発、販売を行い、"JIMRO-people creating innovative products and delivering professional services for better health worldwide"の企業理念のもと、より多くの難病治療に貢献できますよう努力してまいります。


※膿疱性乾癬について:慢性の皮膚角化疾患である「乾癬」のうち、発熱や皮膚の発赤などとともに血液中の白血球(主に顆粒球)が集まったものである「膿疱」が多数出現する病型を「膿疱性乾癬」といわれています。膿疱性乾癬の皮疹(ひしん)は手足など体の一部に限局する場合や、全身に出現することもある。全身に出現する場合には「汎発(はんぱつ)性膿疱性乾癬」と呼ばれ、厚生労働省より特定疾患(難病)に指定されています。わが国の汎発性膿疱性乾癬の患者数(2010年度末の特定疾患医療受給者証交付件数)は約1700人。小児期と30歳代に発病する方が多い疾患で、皮膚に膿疱が多発すると、皮膚のバリア機能が低下し、体内の水分バランスは崩れやすくなります。また、高熱が出ることが多く、体力を消耗し、このような状態が長く続くと、心臓や腎臓に負担がかかり、時には命にかかわることもあると言われています。


【製品概要】
製品名:アダカラム®
一般的名称:血球細胞除去用浄化器
効能・効果:本品は、全身治療における既存内服療法が無効又は適用できない、中等症以上の膿疱性乾癬の臨床症状の改善に使用する
製造販売業者:株式会社JIMRO

【保険適用内容】
材料価格:\120,000/本(049白血球吸着用材料)
処置料:2000点(J041-2血球成分除去療法)※1日につき

【会社概要】
株式会社JIMRO(JIMROCo.,Ltd.)
設立:1977年11月8日
資本金:1億円
代表者:代表取締役社長 茅野司郎(ちのしろう)
本社所在地:〒370-0021群馬県高崎市西横手町351-1
従業員数:138名(2012年4月1日現在)
事業内容:医療機器の製造、販売、賃貸、輸出並びに輸入及び研究開発


大塚メディカルデバイス株式会社(OtsukaMedicalDevicesCo.,Ltd.)
設立:2011年2月15日
資本金:40億円
代表者:代表取締役社長 白藤泰司(しらふじひろし)
本社所在地:〒101-8535東京都千代田区神田司町2丁目9番地
従業員数:7名(2012年4月1日現在)
事業内容:大塚グループにおける医療機器事業及びその関連事業を営む会社の事業活動等の統括、並びにそれに附帯関連する一切の事業

【お問い合わせ先】
株式会社JIMRO学術部
TEL:0120-677-170(直)FAX:03-3469-9352
URL:http://www.jimro.co.jp/

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