PET検査用の薬剤合成装置「FASTlab」の販売においてJFEエンジニアリング株式会社、および株式会社ユニバーサル技研と提携
〜次世代合成装置の普及に向け、国内有力企業との連携を構築〜
- GEヘルスケア・ジャパン株式会社
- 2014年3月25日
医療課題の解決に取り組むヘルスケアカンパニー、GEヘルスケア・ジャパン株式会社(本社:東京都日野市、代表取締役社長兼CEO:川上潤)は、この度、PET(陽電子放射断層撮影装置)検査で使用する放射性薬剤を自動合成する装置(放射性医薬品合成設備)「FASTlab(ファストラボ)」について、JFEエンジニアリング株式会社(神奈川県横浜市鶴見区)、および株式会社ユニバーサル技研(神奈川県小田原市)と、それぞれ締結した販売提携契約に基づき、新たな体制による同製品の日本国内における販売を開始しました。
放射性医薬品合成設備はPETによるがん検査などの際に体内投与する薬剤を生成する装置で、薬剤のもとになる放射性同位元素を製造する加速器(サイクロトロン)と並んでPET検査に欠かせないシステムです。FASTlabは主にがんのPET検査で使用する放射性の18FDG(フルオロ デオキシ グルコース)*1薬剤を自動合成する装置で、当社では2012年4月より国内での販売を開始しています。
JFEエンジニアリング株式会社は、病院内におけるPET用薬剤製造に用いるサイクロトロン、合成装置などの分野における国内有数のエンジニアリング企業であり、株式会社ユニバーサル技研は、PET検査用の薬剤投与装置などを国内PET設置病院の半数以上に納入してきた実績を持っています。
今回の提携により、2012年に発売されたFASTlabのより一層の国内普及に向け、GEヘルスケア・ジャパンを含めた3社による体制が整い、国内に約150施設存在するサイクロトロン導入済の医療機関等および新規導入先に対して、設置計画から運用までの各段階における、より多くのお客様へのタイムリーなサポートを提供することが可能となります。
FASTlabでは合成用試薬がセットされたフルパッケージングカセット方式を採用することで、短時間で高効率・低被ばくの確実な18FDG薬剤合成を実現し、年間約60万件実施されているPETによるがん検査のさらなる利便性向上に貢献すると期待されています。
*1 18FDGは糖の一種であるグルコースの化学構造にフッ素同位体を組み込んだ物質
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