320列エリアディテクターCT Aquilion ONE 1000台生産達成
- キヤノンメディカルシステムズ株式会社
- 2015年7月1日
東芝メディカルシステムズ株式会社(本社:栃木県大田原市 社長:瀧口 登志夫)は、世界で初めて一度に16cmの幅を撮影できる320列エリアディテクターCTとして2007年に販売開始したAquilion ONE™の生産1000台を達成しました。記念すべき1000台目はオーストラリアで来年開業を予定しているNew Royal Adelaide Hospitalに出荷されます。
Aquilion ONEは2007年11月に北米放射線学会で発表され、1回転で心臓や脳などの臓器全体を撮影できるCTとして世界中から注目を集めました。その後、臨床でご使用された先生方によりエビデンスに基づく多くの有用性が実証され、形態診断から動態・機能診断、ワークフローの効率化など従来のCTの概念を覆す様々なイノベーションがもたらされました。初代「Aquilion ONE / Global Standard Edition」は、更なる回転速度の高速化、被ばく低減技術の進化、次世代検出器PUREViSION™ Detectorなど最新技術と最新アプリケーションの数々が搭載され、第2世代「Aquilion ONE / ViSION Edition」(2012年7月国内販売開始)、第3世代「Aquilion ONE / ViSION FIRST Edition」(2015年4月国内販売開始)と進化を遂げ、今日では日本発のエリアディテクターCTは、グローバルスタンダードなCTとして評価され、1000台の出荷に結びついたものと考えています。
そしてAquilion ONEで培った最新技術はAquilion™ PRIME、Aquilion Lightning、Alexion™シリーズなど東芝のCTラインアップに継承されています。特に逐次近似画像再構成応用の被ばく低減技術AIDR 3D™(Adaptive Iterative Dose Reduction)は「すべてのCT検査の被ばくを半減させたい」との思いから東芝製CT全てに標準搭載しました。今年4月に販売開始した逐次近似画像再構成技術「FIRST」はエリアディテクターCTの可能性を更に広げる技術として、高く評価されています。
当社のCT事業は今年で40年を迎えます。国内の医療施設では約2台に1台、世界でも約4台に1台は東芝製CTが導入されており、画像診断に於いて重要な役割を担っています。これからも被ばく低減技術など患者さんをはじめ医療に関わるすべての人々にとって安心・安全な医療を実現するために、医療の質と効率を向上させるソリューションを提供してまいります。
一般的名称:全身用X線CT診断装置
販売名:東芝スキャナ Aquilion ONE TSX-301A
薬事認証番号等:認証番号 219ACBZX00029000
一般的名称:全身用X線CT診断装置
販売名:東芝スキャナ Aquilion ONE TSX-301C
薬事認証番号等:認証番号 224ACBZX00004000
【東芝メディカルシステムズについて】
当社は、株式会社東芝 ヘルスケア社の一員として、疾病の早期診断、早期治療のための患者さんにやさしいさまざまな医療システム・サービスを世界135カ国以上に提供しています。
当社の経営スローガンである「Made for Life™」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、みんなが健康でいきいき生活できる社会の実現を目指します。
東芝メディカルシステムズ株式会社 ホームページ:http://www.toshiba-medical.co.jp/
【地球環境への取り組み】
当社は、より良い地球環境の実現のため、開発、調達、製造、販売、サービス、廃棄段階まで一貫して環境への影響に配慮した医療機器・システムを提供しています。地球温暖化防止をはじめとし、医療放射線被ばくの低減、資源有効活用、化学物質の管理など推進し、地球との共生や豊かな価値の創造のために環境保全に取り組みます。
東芝メディカルシステムズ株式会社 環境活動:http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/company/env/
株式会社東芝 環境活動:http://www.toshiba.co.jp/env/jp/index_j.htm
AquilionONE、ViSION Edition、PUREViSION、Aquilion、Alexion、Made for Life、
は東芝メディカルシステムズ株式会社の商標です。
- 企業サイトURL
- http://www.toshiba-medical.co.jp
メディカルオンライン プロダクト製品情報
関連するメディカルオンライン文献
- 特集 Precision Medicine時代のCardiac Imaging 2025 先進治療へのQuantification and Non-invasive Technology 【前編】 CT, XA / DR, 核医学, 放射線治療 II CTにおけるQuantification and Non-invasive Technology 1. 臨床編 : 先進技術の臨床応用最前線 5) 循環器領域におけるキヤノンメディカルシステムズ社製CTの有用性
- 第4回 TBT法を用いた動脈2相撮影による気管支動脈瘤と肺動脈瘤の鑑別 〜診断・治療に役立つ画像とは何か?〜
- 特集 Precision Medicine時代のCardiac Imaging 2025 先進治療へのQuantification and Non-invasive Technology 【前編】 CT, XA / DR, 核医学, 放射線治療 II CTにおけるQuantification and Non-invasive Technology 1. 臨床編 : 先進技術の臨床応用最前線 4) キヤノンメディカルシステムズ社製CTによる心臓CTの実際
- 非心電図同期CLEAR Motionの可能性
- Aquilion ONE / INSIGHT Editionの可能性PIQE Body & PIQE Lungがもたらすインパクト
最新ニュース・プレスリリース
- 【キヤノンメディカルシステムズ株式会社】「被ばくを低減し心臓を高画質で画像化するCT装置」の開発が令和6年度市村産業賞において「功績賞」を受賞 (2025-04-16)
- 【キヤノンメディカルシステムズ株式会社】プレミアムハイエンドクラスの超音波診断装置「Aplio beyond」を販売開始 コンパクト性と先進のイメージング技術を両立し検査効率の向上を実現 (2025-04-08)
- 【キヤノンメディカルシステムズ株式会社】世界初の全身用マルチポジションCT「Aquilion Rise」を産学連携により開発 (2025-04-03)
- 【キヤノンメディカルシステムズ株式会社】使いやすさと検査効率化を追求した一般X線撮影システム「Radrex i5 / Flex Edition」を販売開始 (2025-03-24)
- 【キヤノンメディカルシステムズ株式会社】AIを用いて開発したノイズ低減処理「Advanced intelligent Clear-IQ Engine(AiCE)」を搭載したマンモグラフィ装置「Pe・ru・ru DIGITAL」を販売開始 低ノイズ・高画質な画像を提供し、画像診断の精度向上をサポート (2025-03-12)