浴槽見守りセンサシステムを開発しました
- 株式会社メディカルプロジェクト
- 2014年9月1日
浴槽内での見守りセンサシステム
株式会社メディカルプロジェクト
1.開発の背景
平成24年の調査によると入浴中の死亡が年間約17,000人にのぼることが明らかになっており、交通事故死より多く発生しています。その多くが高齢者の溺死です。高齢者は気温、室温、湯温などの温度や水圧の影響を受けて心・血管反応や発作に起因する意識障害を起こしやすく、その場が浴槽内であれば溺水や溺死事故につながります。

これまでの浴室内の見守りでは、転倒に代表される比較的大きな異常動作を赤外線や画像から判断する方法が提案されていますが、浴槽内で安静にしている状況で、呼吸や心拍の異常を検出するには限界がありました。
本製品開発は入浴中の呼吸や心拍の異変をいち早く感知し、家族等に報知でき、自動的に排水状態にして浴槽事故を予防する装置です。
2.開発品概要
浴槽の裏底に設置したセンサが呼吸・心拍・体動を感知して、呼吸や心拍の異常時に強制的に排水してアラームで報知します。


■センサ
浴槽底1ヶ所に設置する。微弱な空圧から生体情報を感知する。
■コントロール装置
脱衣所等に設置してセンサと接続する。小型モニタに呼吸と心拍波形と呼吸数・心拍数を表示異変時に強制排水と無線アラーム報知する。
サイズ:190mm×86mm×60mm, モニタ2.4インチ
■測定データ
センサからの呼吸と心拍データをリアルタイムで計測して、異常時に報知する。

■発売時期
平成27年度予定
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