国産初の胸部大動脈用ステントグラフトの販売を開始
- 川澄化学工業株式会社
- 2013年6月13日
平成25年6月13日
各位
会社名 川澄化学工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 川野 幸博
(コード番号 7703東証第二部)
代表者名 代表取締役社長 川野 幸博
(コード番号 7703東証第二部)
川澄化学工業株式会社(本社:東京都港区、社長:川野幸博)は、国産初の胸部大動脈用ステントグラフト「カワスミNajuta胸部ステントグラフトシステム」の販売を本年6月より開始いたしましたので、お知らせいたします。
医療機器の輸入超過が続いている中、大動脈用ステントグラフトも例外ではなく、現在日本国内に流通している製品は全て輸入品です。その中で、当社の胸部大動脈用ステントグラフト「Najuta」はこの度、国産初の販売に至ることとなりました。
なお、6月1日より、暫定価格として保険償還価格1,620,000円が適用され、7月1日より、有用性加算と迅速な保険導入による加算が追加された保険償還価格が適用される予定です。
<当社品「Najuta」(ナユタ)の特長>
・国産初の胸部大動脈用ステントグラフト
・950パターンの規格の中から最適な製品を選択できるセミ・カスタムメイド・システム
⇒患者さんの血管形状や留置部位に合わせたステントグラフトの提供が可能です。
・世界初のフェネストレーション構造
⇒人工血管部分にフェネストレーションと呼ばれる穴が開いているため、従来ステントグラフト治療が困難であった胸部大動脈の湾曲した部分にできた動脈瘤を、脳へ繋がる血管を塞ぐことなく治療することが可能となります。

<大動脈瘤とは>
大動脈瘤とは、大動脈がこぶ状にふくれる病気で、拡大すると破裂して大量に出血し、救命が困難になります。主な原因は動脈硬化であり、高齢化が進む昨今、患者数が増加の傾向にあります。
<ステントグラフト治療について>
ステントグラフトは人工血管(グラフト)にバネ状の金属(ステント)を取り付けた医療機器で、胸部や腹部の大動脈瘤を治療するために使用されます。大腿部の血管からステントグラフトが格納されたカテーテルを挿入し、瘤が発生している血管部位にステントグラフトを留置し、動脈瘤への血液の流入を塞ぐことによって、動脈瘤の拡大、破裂を防ぎます。ステントグラフト治療は、開胸・開腹をともなう外科手術を必要とせず、体力のない高齢者でも治療を施すことができます。また、入院日数も外科手術より短くなり、従来と比べ、患者さんへの負担を軽減した治療を実現します。
以上
【お問い合わせ先】
川澄化学工業株式会社 経営企画室
電話番号:03-5769-2698
- 企業サイトURL
- http://www.kawasumi.jp/
- ニュース・プレスリリース
- http://www.kawasumi.jp/release/?setyear=2013
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