「カワスミNajuta胸部ステントグラフトシステム」
有用性加算と迅速な保険導入による加算が適用開始
- 川澄化学工業株式会社
- 2013年7月1日
平成25年7月1日
各位
会社名 川澄化学工業株式会社
代表者名 代表取締役社長 川野 幸博
(コード番号 7703東証第二部)
代表者名 代表取締役社長 川野 幸博
(コード番号 7703東証第二部)
川澄化学工業株式会社(本社:東京都港区、社長:川野幸博)が本年6月より販売を開始した胸部大動脈用ステントグラフト「カワスミNajuta胸部ステントグラフトシステム」について、有用性加算と迅速な保険導入による加算の付与された保険償還価格が7月1日より適用されましたので、お知らせいたします。
この度適用された保険償還価格は、既承認品の償還価格1,620,000円に、有用性加算として230,000円、迅速な保険導入による加算として115,000円が加算され、有効数字4桁目を四捨五入した1,970,000円となりました。なお、迅速な保険導入による加算は保険適用から2年間の加算となります。
有用性加算は、当社品最大の特長である、人工血管部分にフェネストレーションと呼ばれる穴が開いている構造により、これまでステントグラフトによる低侵襲治療が困難で、開胸手術しか選択肢のなかった症例にも適用できるようになったことが評価され、付与されました。
迅速な保険導入による加算は、当製品の承認審査期間中に、申請者である当社が迅速に対応したことにより付与されました。この度の当社品の適用は、2012年の制度開始以来3社目で、国内メーカーとしては初めてとなります。
※保険償還価格とは公的医療保険制度において、医療機関は保険機関(一部は患者負担)に診療報酬を請求できますが、保険償還価格とは、厚生労働省よって定められた、医療材料や医療器材を含めた技術料についての請求可能価格です。
<当社品「Najuta」(ナユタ)の特長>
・国産初の胸部大動脈用ステントグラフト
・950パターンの規格の中から最適な製品を選択できるセミ・カスタムメイド・システム
⇒患者さんの血管形状や留置部位に合わせたステントグラフトの提供が可能です。
・世界初のフェネストレーション構造
⇒人工血管部分にフェネストレーションと呼ばれる穴が開いているため、従来ステントグラフト治療が困難であった胸部大動脈の湾曲した部分にできた動脈瘤を、脳へ繋がる血管を塞ぐことなく治療することが可能となります。

<大動脈瘤とは>
大動脈瘤とは、大動脈がこぶ状にふくれる病気で、拡大すると破裂して大量に出血し、救命が困難になります。主な原因は動脈硬化であり、高齢化が進む昨今、患者数が増加の傾向にあります。
<ステントグラフト治療について>
ステントグラフトは人工血管(グラフト)にバネ状の金属(ステント)を取り付けた医療機器で、胸部や腹部の大動脈瘤を治療するために使用されます。大腿部の血管からステントグラフトが格納されたカテーテルを挿入し、瘤が発生している血管部位にステントグラフトを留置し、動脈瘤への血液の流入を塞ぐことによって、動脈瘤の拡大、破裂を防ぎます。ステントグラフト治療は、開胸・開腹をともなう外科手術を必要とせず、体力のない高齢者でも治療を施すことができます。また、入院日数も外科手術より短くなり、従来と比べ、患者さんへの負担を軽減した治療を実現します。
以上
【お問い合わせ先】
川澄化学工業株式会社 経営企画室
電話番号:03-5769-2698
- 企業サイトURL
- http://www.kawasumi.jp/
- ニュース・プレスリリース
- http://www.kawasumi.jp/release/?setyear=2013
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