フィリップス、ハイエンド新型全身用X線CT診断装置 「Ingenuity Elite」(インジェニュイティー エリート)を発売
Ingenuityシリーズの高い基本性能を継承しながら更に高画質を支援する使いやすさを追求
- 株式会社フィリップス・ジャパン
- 2013年4月9日
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、本日4月9日より、新型全身用X線CT診断装置「Ingenuity Elite」の販売を開始することを発表しました。
「Ingenuity Elite」は、ユニバーサルCTとして幅広い領域をカバーする128スライスであるIngenuityシリーズの高い基本性能を継承しながら更に卓越した技術を搭載し、操作性を抜本的に改良し、再現性のある高い画質の画像取得を実現します。本製品は、ユーザーインターフェース、検出器を一新し、独自の画像再構成技術を標準搭載としました。
・操作環境を改善するインターフェース
全く新しい操作インターフェースである「iPatient」(アイ ペイシェント)が再現性の高い、患者本位の操作環境を届けます。「iPatient」には様々な撮影パラメータが加わり、複雑化する操作性をシンプルに変貌します。ExamCard方式*1でフォルダ内に撮影プロトコルを保存でき、編集作業も簡素化、RoseRight Index*2で低被ばくと高画質のバランスを調整することで、装置が自動的に撮影パラメータを最適化します。
・低線量撮影時の高画質をサポートする検出器
次世代型検出器として搭載される「NanoPanelII」(ナノパネル ツー)は、信号のみを純粋に受け取ることができるように開発され、低線量撮影時に生じる画像のひずみを防止、画質の向上に貢献します。
・低被ばくと高画質を実現する画像再構成技術
昨年10月にAuntMinnie(世界最大規模の放射線科情報ウェブサイト)よりBest New Radiology Softwareとして表彰を受けた逐次近似応用再構成である「iDose4 Premium Package」(アイドーズ フォー プレミアム パッケージ)を標準搭載し、低被ばくと高画質を高いレベルで実現します。また金属アーチファクトを抑制する技術により、整形インプラント周辺の組織に対する視認性が高まり、診断をより効果的にサポートします。昨年北米放射線学会(RSNA2012)で発表をしたシステムモデル逐次近似再構成技術である「IMR」(アイエムアール)をオプション搭載することも可能です。
近年、CT装置はますます多機能化し、操作の複雑化を招く側面もあります。その中で画像診断装置として高画質を再現性もってシンプルに取得することが求められます。この問題の解決に大きく貢献するのが、今回登場した新世代のCT装置「Ingenuity Elite」です。
「Ingenuity Elite」の希望販売価格は、9億円で(税込、仕様により異なります)、国内初年度の販売目標台数は約20台を見込んでいます。
■「Ingenuity Elite」のメリット
・ 操作性の向上による再現性ある画像取得
・ X線量を低減し患者の安全性を向上
・ 低被ばくと高画質を高いレベルで両立
・ 金属アーチファクト抑制による診断能の向上
*1 ExamCard方式は、各種検査種別のフォルダ内に一連の必要な撮影プロトコルが保存される、フィリップス社製MRI装置にも採用される直感操作を支援する撮影プロトコルの管理方式です。
*2 RoseRight Indexは、従来の出力線量入力の操作方法でなく、画質と被ばくをインデックス表示させ、得たい画質と抑えたい被ばくを調整することで、装置が自動で出力線量を調整する新しい操作方法です。
■日本におけるフィリップスについて
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、1953年に日本電子開発株式会社としてフィリップス製品の日本市場への輸入を開始し、いくつかの企業統合や社名変更等を経て2005年に社名を株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンに変更しました。現在は、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル等の事業部から構成されています。
2008年には、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、同社は2010年に社名をフィリップス・レスピロニクス合同会社としました。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、フィリップス・レスピロニクス合同会社と合わせて約1,700名の従業員を擁し、全国約80ヵ所に事業所を展開しています。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp)
■ロイヤル フィリップス エレクトロニクスについて
ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の生活の向上を目指して常に革新的であり続け、ヘルスケア、コンシューマーライフスタイル、ライティング分野において健やかで満ち足りた暮らしを提供する企業です。本社はオランダで、2012年の売上は248億ユーロ、世界100ヵ国以上に約118,000人の従業員を擁しています。循環器疾患ケアや急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーション、および男性用シェーバーやグルーミング、オーラルヘルスケアにおいてリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)
■将来予想に関する記述について
このプレスリリースにはフィリップスの将来の業績、財務状況、事業活動の結果や事業計画に関する「将来予想に関する記述」が含まれています。「将来予想に関する記述」はその性質上、将来起こりうる様々な事象や状況の変化によってもたらされるリスクや不確実性を伴うものであり、それにより、「将来予想に関する記述」で述べた内容や暗示した記述と実際の結果や事象は実質的に異なる可能性を含んでいます。
【お問い合わせ先】
報道関係および企業に関するお問い合わせ
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 広報部 TEL 03-3740-4551
製品に関するお問い合わせ
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン ヘルスケア事業部 お客様窓口 TEL 0120-556-494 / 03-3740-3213
- 企業サイトURL
- http://www.philips.co.jp/healthcare
メディカルオンライン プロダクト製品情報
最新ニュース・プレスリリース
- 【株式会社フィリップス・ジャパン】次世代ヘリウムフリーMRI「BlueSeal」誕生、4月11日(金)ITEMにて国内初披露 (2025-04-09)
- 【株式会社フィリップス・ジャパン】超音波診断装置EPIQ Elite/Affiniti Elevate(エレベート)シリーズを販売開始 (2025-04-01)
- 【株式会社フィリップス・ジャパン】フィリップス、ホルター心電計「ePatch」で記録した心電図データからCVHR(周期性心拍変動)の検出が可能に (2024-11-05)
- 【株式会社フィリップス・ジャパン】AIを強化した循環器向け超音波画像診断装置Transcendシリーズと細径3D 経食道トランスジューサX11-4t 販売開始 (2024-10-01)
- 【株式会社フィリップス・ジャパン】フィリップス、病院経営者などのヘルスケアリーダー [1]を対象とした意識調査レポート「Future Health Index 2024 [2]」日本版を発表 (2024-10-01)