「フィリップス緊急通報サービス」が、転倒予防医学研究会の登録推奨品に認定
- 株式会社フィリップス・ジャパン
- 2013年1月28日
フィリップス・レスピロニクス合同会社(本社:東京都港区、職務執行者社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は、この度、高齢者の自立した生活をサポートする「フィリップス緊急通報サービス」が、転倒予防医学研究会(事務局:東京都中央区、世話人代表 武藤芳照 氏)の登録推奨品として認定されたことを発表しました。
転倒予防医学研究会は、2004年に東京大学大学院教授 武藤芳照 氏を世話人代表として発足した研究組織で、多様な分野の専門家が世話人として集まり、指導者養成、研究集会の開催など、転倒予防に関わるさまざまな活動を行っています。その活動の1つとして本研究会は、一般に販売されている転倒予防に関わる商品のなかから、商品の特性、品質を考慮して、本研究会が考える基準をクリアしたものを推奨品として登録しています。そしてこの度、「フィリップス緊急通報サービス」は、転倒検知機能により素早く転倒を発見することで、事後の迅速な応急処置や対応を可能とし、状況に応じては患者や入所者の命を救うことにもつながるという理由から、本研究会の登録推奨品に認定されました。
東京消防庁の調査によると、救急搬送された65歳以上の高齢者の事故種別割合をみると、一般負傷(18.5%)が急病(69.2%)に次いで高く2割近くを占め*1、その一般負傷で搬送された高齢者を事故発症時の動作別にみると、「転倒」が72.1%、「転落・滑落」が8.8%で、これら2つで8割以上を占めています*1(図1)。高齢者は一度転倒すると、転倒に対する恐怖心から家に引きこもりがちになり、運動量が減り筋力が落ち、さらに転倒リスクが高まるという悪循環に陥るといわれています。また、高齢者の転倒は、発見が遅れると生命を脅かしかねない大きな問題です。厚生労働省の調査によると、平成20年に不慮の事故のうち「転倒・転落」で死亡したのは計7,170人で、そのうち65歳以上の高齢者は5,712人で全体の79.7%を占めています(図2)*2。同時に「転倒・転落」は「窒息」に次いで、65歳以上の高齢者の不慮の事故の死亡原因の第2位となっています(図3)*2。したがって高齢者の転倒・転落を早期に発見することが非常に重要となってきます。
「フィリップス緊急通報サービス」は、北米で35年以上の長い歴史を有し、延べ利用者数が600万人を超えシェアNo.1*3を誇る、高齢者の自立した生活をサポートするサービスです。専用の通信機をご自宅の固定電話に接続し救助が必要なときに首から下げたペンダントのボタンを押すだけで、24時間365日、フィリップスの安心サポートセンター(コールセンター)に通報することができます。転倒してケガをしたり気を失ってしまったときなど、自分でペンダントのボタンを押すことができない状況でも、ペンダントに内蔵されている複数のセンサーが転倒・転落を検知し*4、自動で同センターに通報します。
フィリップスは今後とも、「フィリップス緊急通報サービス」を通じて、より多くのご高齢者の自立した生活をサポートし、ご家族の方々に安心をお届けしてまいります。
*1 東京消防庁「平成22年版 火災と日常生活事故のデータからみる高齢者の実態(平成21年中)」より
*2 厚生労働省 「平成21年度『不慮の事故死亡統計』の概況」より
*3 2011年 北米(米国・カナダ)での利用者実績による
*4 検知率96%
「フィリップス緊急通報サービス」
<特徴>
1.「24時間365日対応」
フィリップスの安心サポートセンター(コールセンター)が、24時間365日対応。
2.「転倒を自動で検知」
フィリップス独自の技術によりペンダントが転倒を検知し*、自動的に安心サポートセンターへ通報します。
*検知率96%
3.「防水仕様」
ペンダントは防水仕様なので、転倒事故の多い浴室でも使用できます。
4.「工事不要」
設置のための工事は不要で、ご自宅の固定電話に取り付けるだけで使用できます。
<価格>
・加入登録料…2,000円(税込)
・緊急通報サービス基本セット レンタル(通信機本体1台、24時間緊急通報対応、ペンダント1個)…月額3,980円(税込)
※「フィリップス緊急通報サービス」の詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp/hmservice/)
▲(左)通信機、(右)転倒・転落を自動検知するペンダント
■転倒予防医学研究会について
2004年に発足した、転倒予防にかかわるさまざまな活動を行う研究機関です。
詳細についてはホームページをご覧ください。(http://www.tentouyobou.jp/index.html)
■フィリップス・レスピロニクス合同会社について
フィリップス・レスピロニクス合同会社はハイテクME機器の開発及び輸入会社として1984年に創業しました。その後は呼吸医療と睡眠医療の専門企業として、高性能人工呼吸器やCPAP装置、そしてそれらの関連機器の輸入から供給まで一貫したサービスの提供に努めております。
フィリップス・レスピロニクス合同会社の詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips-respironics.jp/ )
■日本におけるフィリップスについて
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、1953年に日本電子開発株式会社としてフィリップス製品の日本市場への輸入を開始し、いくつかの企業統合や社名変更等を経て2005年に社名を株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンに変更しました。現在は、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル等の事業部から構成されています。
2008年には、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、同社は2010年に社名をフィリップス・レスピロニクス合同会社としました。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、フィリップス・レスピロニクス合同会社と合わせて約1,700名の従業員を擁し、全国約80ヵ所に事業所を展開しています。
■株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。
(http://www.philips.co.jp)
■ロイヤル フィリップス エレクトロニクスについて
ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の生活の向上を目指して常に革新的であり続け、ヘルスケア、コンシューマーライフスタイル、ライティング分野において健やかで満ち足りた暮らしを提供する企業です。本社はオランダで、2011年の売上は226億ユーロ、世界100ヵ国以上に約121,000人の従業員を擁しています。循環器疾患ケアや急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーション、および男性用シェーバーやグルーミング、ホーム&ポータブルエンターテインメント、オーラルヘルスケアにおいてリーダーシップを発揮しています。
ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。
(http://www.philips.com/newscenter/)
【お問い合わせ先】
報道関係および企業に関するお問い合わせ
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 広報部 TEL 03-3740-4551
製品・サービスに関するお問い合わせ
フィリップス・レスピロニクス合同会社 お問い合わせセンター
TEL 0120-504-840 / 048-660-1172
- 企業サイトURL
- http://www.philips.co.jp/healthcare
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