フィリップス、「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012」にAED(自動体外式除細動器)119台を適正配置

国内最大級のランニングの祭典を最多のAEDでサポート

株式会社フィリップス・ジャパン
2012年3月5日

株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)は本日、3月9日から3日間、愛知県名古屋市で開催される「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012」のオフィシャルヘルスケアパートナーとして、マラソンコース沿道にAED 119台を適正配置し、ランナーの安全な走行をサポートすることを発表しました。国内のマラソン大会で配置されるAEDの数として、配置数119台は、過去最多の台数*となります。

「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012」は、従来の名古屋2大マラソン大会である「名古屋国際女子マラソン」と「名古屋シティマラソン」を統合する形で今年から開催される国内最大級のマラソンイベントで、「名古屋ウィメンズマラソン2012」、「名古屋シティマラソン2012」、そしてナゴヤドームで開催される「マラソンEXPO」から構成されます。
なかでも「名古屋ウィメンズマラソン2012」は、女性だけのマラソン大会としては世界初のエリートランナー、市民ランナー合わせて1万5千人が参加できる大会となります。また、「第30回オリンピック競技大会(2012年 ロンドン)代表選手選考競技会」も兼ねており、多くのトップアスリートが参加します。

本大会には、ランナー約3万人、ボランティアを含むスタッフ1万人以上が参加し、沿道での観衆も多数予測されるため、参加者の安全を図ることが重要課題となります。そこで、円滑な救急医療体制の構築のため、医学博士 野口 宏 氏(愛知県救急医療情報センター 統括センター長/愛知県医科大学名誉教授)を部会長とする「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012 実行委員会 救急医療部会」が設置されました。本部会は、「突然の心肺停止疾病者に対し速やかな救命処置を行うことにより、現場での心肺再開を図る」を成果目標の一つに掲げ、突然の心肺停止疾病者に対する対応として「発見から30秒以内の通報」「発見から1分以内の胸骨圧迫の実施」「発見から3分以内の除細動の実施」の3つを行為目標に定めました。
フィリップスは、この行為目標のひとつである、「発見から3分以内の除細動の実施」を実現するため、日本国内のこれまでのマラソン大会で最も多いAED配置台数となる119台を、コース沿道に500メートル置きに配置し、安全な競技運営をサポートします。

* 日本陸上競技連盟調べ


「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012 実行委員会 救急医療部会」部会長 野口 宏 氏は、「『マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012』は、一般のランナーも数多く参加する日本で最大規模のマラソン大会です。観衆も多数予想され、競技中のみならず様々な事故も危惧されます。そこで本大会の救急医療体制の構築にあたっては、過去の類似の大会を参考に様々なリスクを想定し、スタート直後の集団災害の発生と競技終盤に多発する心肺停止疾病者に対する対応を大きなポイントとしました。特に心肺停止疾病者については、速やかな救命処置ができるよう、フィリップスの協力のもと、国内のマラソン大会で過去最多のAED119台を配置しました。当日は、万全の救護体制で大会に臨みたいと思います」と述べています。


株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 代表取締役社長 ダニー・リスバーグは、「フィリップスは、オフィシャルヘルスケアパートナーとして、『マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012 実行委員会 救急医療部会』の皆さまと一緒に、本マラソン大会においてAEDの適正配置を行ない、参加するすべてのランナーの方々が安心して走行できるよう、『マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012』をサポートします。そして本マラソン大会の成功と共に、これからも人々の健康でやすらかな生活を支援していきたいと思っています」と述べています。

なお、フィリップスはこれまで、「セーブライブズ ジャパン(Save Lives Japan)」の活動を通じ、一般市民にAEDの普及と理解促進、および質の高い心肺蘇生法(CPR)の啓発を行ってきました。セーブライブズ ジャパンの詳細については掲載元のプレスリリースをご参照ください。


「マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知2012」に配置するAED


AED(自動体外式除細動器)について
AEDは、突然の心停止(SCA)によりポンプ機能を果たさなくなった心臓に電気ショックを与え、正常な状態に戻す医療機器です。突然の心停止の患者数は毎年10万人にものぼるといわれ、その主な原因の一つである心室細動(不規則なけいれんのような状態)に対する唯一の治療法が除細動です。
2004年7月1日の厚生労働省からの通達により、医療従事者だけでなく一般市民もAEDの使用が可能になり、駅、空港や航空機内、市役所等をはじめとする公共施設、職場、学校、イベント会場、スポーツ施設などでの普及が進められています。


■日本におけるフィリップスについて

ロイヤル フィリップス エレクトロニクスは、1953年にフィリップス製品の日本市場への輸出を開始しました。2008年に呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、2010年にフジ・レスピロニクスは組織および社名を変更し、フィリップス・レスピロニクス合同会社となりました。
現在、株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル等の事業部から構成され、フィリップス・レスピロニクス合同会社と合わせ、約1,700名の従業員を擁し、全国約75ヶ所に事業所を展開しています。
株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp)

■ロイヤル フィリップス エレクトロニクスについて

ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(本社:オランダ、NYSE:PHG, AEX:PHI)は、タイムリーな革新を通じて人々の生活の向上を目指し、多様化する健康とやすらぎを提供する企業です。ヘルスケア、ライフスタイル、ライティングにおける世界のリーダーとして、お客様の視点やブランドプロミスである"sense and simplicity(センス アンド シンプリシティ)"に基づいて、お客様の視点に立ったテクノロジーとデザインを融合させたソリューションを提供します。世界100ヶ国以上に約122,000人の従業員を擁し、2011年の売上は226億ユーロで、心臓病ケア、急患治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新しい照明のアプリケーションのマーケットリーダーであると同時に、男性用シェーバーやグルーミング、ポータブルエンターテインメントそして、オーラルヘルスケアなど、人々にやすらぎや喜びをもたらすライフスタイル製品においても強いリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.com/newscenter/)

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株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 広報部 代表 TEL 03-3740-4561

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