セプラ技術を応用した腹壁ヘルニア修復用メッシュ　「バード　ベントリオST」「バード　ベントラレックスST」12月1日に新発売

― 腸管組織との癒着低減と手術時間の短縮に期待 ―

株式会社メディコン
2015年12月1日

株式会社メディコン(本社：大阪市中央区、代表取締役社長：坪田元明)は、腹壁ヘルニア修復用メッシュの新製品である「バード　ベントリオST」と「バード　ベントラレックスST」の販売を2015年12月1日(火)に開始しました。同時発売となった両製品は、セプラ技術を応用した生分解性コーティングと簡便な手技を可能とする独自デザインを特長とし、腸管などの組織との癒着低減と共に、腹壁ヘルニア修復術の手技時間の短縮への貢献が期待されます。

■腹壁ヘルニアとは
腹壁ヘルニアとは、腹部の脆弱部より腸管などの臓器が突出する良性疾患の1つで、手術後に一定割合で発生する腹部領域の合併症である「腹壁瘢痕(はんこん)ヘルニア」や「臍(さい)ヘルニア」などがあります。メッシュを用いた修復術は、腹壁ヘルニアの治療において有効な治療方法とされています。

■製品概要
C.R.BARD社が、国内市場で癒着防止フィルムとして広く使用されている素材の技術(セプラ技術)を応用し、腹壁ヘルニア修復用として開発したメッシュです。

・「バード　ベントリオST」
ヘルニアのサイズに応じた豊富なサイズバリエーションが揃っており、メッシュの展開、留置、固定といった手技がより簡便に実施できるデザインとなっています。

・「バード　ベントラレックスST」
術野の小さい手術でも使えるようデザインされたメッシュであり、臍ヘルニアや小さい腹壁ヘルニアにおいてメッシュの展開、留置、固定といった手技がより簡便に実施できるデザインとなっています。

■製品の特長と利点
1．生分解性コーティング
腸管側に施された生分解性コーティング(セプラ技術)により、腸管など組織との癒着低減が期待できます。生分解性コーティングは、留置後30日程度で吸収されます。

2．簡便な手技が可能なデザイン
独自にデザインされた吸収性リコイルリング、ポジショニングポケット、ストラップ(バード　ベントラレックスSTのみ)により、メッシュの挿入と適切な留置及び固定がより行いやすくなります。

■豊富な製品ライン
今回の同時発売により、既発売品である「バード　ベントラライトST」と併せて、セプラ技術を応用した腹壁ヘルニア修復用メッシュのラインアップが充実しました。腹腔鏡下手術や開腹手術、ヘルニアのサイズに拘らず、それぞれの手技特性に合った製品のご提供が可能となりました。

■製品情報
販売名：バード　ベントリオST
発売日：2015年12月1日(火)
承認番号：22700BZX00250000
クラス分類：[4] 高度管理医療機器
一般的名称：吸収性ヘルニア・胸壁・腹壁用補綴材
償還区分：繊維布・ヘルニア・腹膜欠損

販売名：バード　ベントラレックスST
発売日：2015年12月1日(火)
承認番号：22700BZX00249000
クラス分類：[4] 高度管理医療機器
一般的名称：吸収性ヘルニア・胸壁・腹壁用補綴材
償還区分：組織布・ヘルニア・形状付加

製品に関する詳細は、掲載元をご覧ください。

※BARD、バード、VENTRIO、ベントリオ、VENTRALEX、ベントラレックス、VENTRALIGHT、ベントラライトは、C.R.BARD社の登録商標です。メディ助は株式会社メディコンの登録商標です。

<参考文献>
＊1　Tollens T，et al．：Prospective analysis of ventral hernia repair using the Ventralight ST hernia patch.Surg Technol Int.2013 Sep；23：113-6.

＊2　Iannitti DA，et al．：Technique and outcomes of abdominal incisional hernia repair using a synthetic composite mesh：a report of 455 cases．J Am Coll Surg．2008 Jan；206(1)：83-8.

ニュースリリースに記載されている内容は、発表時点での情報です。
最新情報と異なる場合がございますのでご了承ください。