VKA治療中AF患者のINR-TTRを長期フォロー
Outcomes Among Patients With Atrial Fibrillation and Appropriate Anticoagulation Control

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
September 2018
72
開始ページ
1357

背景

ガイドラインでは、心房細動(AF)患者でVKAのINR-TTRが70%以上の場合にはDOACへの転換は勧められない。デンマークCopenhagen UniversityのBondeらは、同国全国レジストリデータに基づき、VKA導入前TTRが70%以上のVKA使用AF患者の導入後TTRと脳卒中/血栓塞栓症・大出血のリスクを評価した(n=4,772[TTR70%以上 35.4%、TTR70%未満 65.6%)。

結論

VKA導入前TTR≧70%で導入後12ヶ月後もそれを保持した患者は55%にすぎず、フォローアップ中のTTR<70%は脳卒中/血栓塞栓症(HR:1.91)・重大出血(HR:1.34)リスク増と関連していた。

評価

AF患者に対するVKAまたはDOCAの導入や転換がINR-TTRに依存することができないことを指摘し、またVKA使用中患者のTTRが変わりやすいことを再認識させる結果である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)