脳出血の増大は4大因子で予測できる
Absolute risk and predictors of the growth of acute spontaneous intracerebral haemorrhage: a systematic review and meta-analysis of individual patient data

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
The Lancet Neurology
年月
October 2018
17
開始ページ
885

背景

急性期脳内出血の増大は重要な問題で研究が多く、予測因子として造影CT血管撮影(CTA)におけるスポットサインも注目されている。英University of EdinburghのAl-Shahi Salmanらは、血腫増大寄与因子に関する77研究(n=5,435)の系統レビュー・メタ解析を行った。

結論

以下の4因子が血腫増大予測因子であるとみられた。発症から初回CTまでの時間(短い方が増大しやすい)(OR:0.50)、初回CTの血腫量(75ccが最も危険)(33cc vs. 6ccでOR:7.18)、抗血小板薬使用(OR:1.68)、抗凝固薬使用(OR:3.48)。これら4因子モデルのAUCは0.78であった。CTAのスポットサインは独立予測因子だが、その追加によるAUC増は0.05である。

評価

この問題に関する最大の個別患者レベルメタ解析である。大方の印象を記憶しやすい「4大因子」に整理するとともに、近年注目されているCTAのスポットサインがマージナルなものであることを示唆した。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)