発作性上室性頻拍に有望経鼻薬登場
Etripamil Nasal Spray for Rapid Conversion of Supraventricular Tachycardia to Sinus Rhythm

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
July 2018
72
開始ページ
489

背景

発作性上室性頻拍(SVT)に即効する非注射薬は存在しない。Piedmont Heart InstituteのStamblerらは、同患者に対するetripamil(カルシウムチャネルブロッカー)鼻スプレーの効果・安全性を検証する第II相RCTを行った(対照:placebo)。一次エンドポイントは、投与15分以内のSVT終結である。

結論

Etripamil鼻スプレーの一次エンドポイント有効性を認めた(差60%、OR:37.14)。コンバーションまでの平均時間は3分以下であった。重症有害事象はなかったが、etripamil患者では血圧低下が多かった。

評価

SVTへの経口薬が探求されてきたが決定的なものはなく、有望薬が登場した。この相ではラボ内で患者に投与されており、家庭内で血圧系副作用なく安全に使えることが汎用の条件となる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)