重症成人患者の血液培養では動脈カテーテル採取がオルタナティブ
Contamination of Blood Cultures From Arterial Catheters and Peripheral Venipuncture in Critically Ill Patients: A Prospective Multicenter Diagnostic Study
背景
血液培養では通常、末梢静脈穿刺が行われるが、重症患者ではアクセスが困難な場合がある。
日本Yokohama City University(横浜市立大学)のNakayamaらは、三次医療施設5ヵ所の適応を有する重症成人患者において、動脈カテーテルからの採血と静脈穿刺による採血をセットで実施し、コンタミネーション率の非劣性を検証する前向研究を実施した。
結論
期間中1,655例の血液培養のうち、セットで採血が行われた590例が登録された。うち41例が血流感染症陽性であった(6.9%)。動脈カテーテルからの血液培養では、6.0%が陽性、0.3%がコンタミであり、静脈穿刺からの血培では6.1%が陽性、0.7%がコンタミであった。両者の割合の差は0.3%であり、95%信頼区間の上限は事前指定された非劣性マージン内であった。
評価
動脈カテーテル採取のコンタミネーション率は、静脈穿刺採取に劣らなかった。安全な代替選択肢として、抗菌薬療法の迅速な開始に役立ちうる。


