重症成人患者の血液培養では動脈カテーテル採取がオルタナティブ
Contamination of Blood Cultures From Arterial Catheters and Peripheral Venipuncture in Critically Ill Patients: A Prospective Multicenter Diagnostic Study

カテゴリー
救急医療
ジャーナル名
Chest
年月
July 2023
164
開始ページ
90

背景

血液培養では通常、末梢静脈穿刺が行われるが、重症患者ではアクセスが困難な場合がある。
日本Yokohama City University(横浜市立大学)のNakayamaらは、三次医療施設5ヵ所の適応を有する重症成人患者において、動脈カテーテルからの採血と静脈穿刺による採血をセットで実施し、コンタミネーション率の非劣性を検証する前向研究を実施した。

結論

期間中1,655例の血液培養のうち、セットで採血が行われた590例が登録された。うち41例が血流感染症陽性であった(6.9%)。動脈カテーテルからの血液培養では、6.0%が陽性、0.3%がコンタミであり、静脈穿刺からの血培では6.1%が陽性、0.7%がコンタミであった。両者の割合の差は0.3%であり、95%信頼区間の上限は事前指定された非劣性マージン内であった。

評価

動脈カテーテル採取のコンタミネーション率は、静脈穿刺採取に劣らなかった。安全な代替選択肢として、抗菌薬療法の迅速な開始に役立ちうる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(救急医療)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Lancet、Critical Care Medicine (Crit Care Med)、The New England Journal of Medicine (NEJM)