オメガ3脂肪酸の心房細動リスクを検証
Omega-3 Fatty Acid Biomarkers and Incident Atrial Fibrillation
背景
オメガ3脂肪酸(n-3 FA)のサプリメント摂取で心房細動(AF)発症リスクが上がる、という仮説がある。
アメリカThe New York Academy of MedicineのSiscovickら(FORCE)は、血中または脂肪組織のn-3 FA(エイコサペンタエン酸 [EPA]、ドコサペンタエン酸 [DPA]、ドコサヘキサエン酸 [DHA])レベルと、AF発症との関連を前向検証した17件の前向きコホート研究(n=54,799)のデータを用いてメタアナリシスを行った。
結論
中央値13.3年の追跡で7,720名のAF発症が確認された。生体内のEPAレベルはAF発症と関連せず、DPA・DHA・EPA+DHA高レベルのAFのHRは、各0.89・0.90・0.93であった。
評価
この仮説を支持した2021のCedars-Sinaiメタアナリシスは、n-3 FAのサプリメントの効果に関する7件のRCTを統合したものであった(https://www.ahajournals.org/doi/full/10.1161/CIRCULATIONAHA.121.055654)。今回のメタアナリシスは食事摂取の効果をみたもので、サプリメントや処方によるn-3 FA高用量摂取のリスクを逆照射する。


