空間トランスクリプトミクス解析で破綻プラークの特性を同定
Spatial Transcriptional Mapping Reveals Site-Specific Pathways Underlying Human Atherosclerotic Plaque Rupture

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
June 2023
81
開始ページ
2213

背景

トランスクリプトームシグネチャーで脆弱プラークの特性を解析する試みが進んでいる。
スウェーデンSkåne UniversityのGonçalvesらは、188名の患者の頸動脈アテロームプラークの組織学・研究電子顕微鏡像とRNAシーケンシング・空間トランスクリプトミクスを 組み合わせ、ランダム化メンデル解析でmost differentially expressed genes(DEGs)を同定した。

結論

頸動脈アテローム性動脈硬化プラークで、破裂は主に近位および最狭窄部位発生し、遠位部では発生しなかった。近位・最狭窄部位と遠位部位を区別するDEGを同定した。同定されたDEG中、動脈硬化関連疾患に最も関連すると考えられたのは、マトリクスメタロペプチダーゼ9(MMP-9)であった。

評価

Nature報告で可能性が示された方向性(https://www.nature.com/articles/s44161-022-00171-0)を進展させる試みで、空間トランスクリプトミクスで初めて破綻部位を近位、最も関連する遺伝子をMMP-9と特定した。MMP-9の重要性は既知だが、この報告により、介入標的としての注目度がさらに高まる。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)