高血圧治療強度はリスクに応じて
Impact of Cardiovascular Risk on the Relative Benefit and Harm of Intensive Treatment of Hypertension
背景
SPRINT試験は、収縮期高血圧患者に対する高強度治療(IT)で重篤有害事象(SAE)リスクが増すことを示した。The Mount Sinai HospitalのPhillipsらは、同試験データの二次解析により、心血管疾患(CVD)リスクによってSPRINT参加者を層化することでITが有益である群を特定できる、という仮説を検証した。
結論
第1〜第4四分位群において、一次アウトカム予防のためのNNTは91名から38名へ減少した。他方、全原因SAEに関する、加害帰結への必要治療患者数(NNH)は、62名から250名に増加した。有益/有害比は、第1・第2・第3・第4四分位群で各0.50・0.78・2.13・4.80で、この増加は有意であった。
評価
2017年のACC/AHAガイドラインは「正常血圧」を下げたものというより、リスクに見合った治療をすることを推奨するものと解釈されるべきだが、ここでの結果はそのような方向を裏書きしている。


