Lp(a)と酸化リン脂質(OxPL)はCAD重症化の「共犯」?:CASABLANCA
Lipoprotein(a), Oxidized Phospholipids, and Coronary Artery Disease Severity and Outcomes
背景
Lp(a) リポ蛋白と酸化リン脂質(OxPL)は、動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)の独立危険因子だが、それらの関連は。
アメリカMassachusetts General HospitalのNatarajanらは、CASABLANCA研究参加者1,098名を対象に、この問題を検討した。中央値4.2年の追跡期間中のLp(a)・OxPL-apoB・OxPL-apo(a)値から多枝冠動脈狭窄およびMACE(冠動脈血行再建術・非致死的心筋梗塞・非致死的脳卒中・心血管死)リスクを推定した。
結論
Lp(a)中央値は26.45nmol/Lで、Lp(a)・OxPL-apoB・OxPL-apo(a)値の間には高い相関があった(全組合せでSpearman R≧0.91 )。Lp(a)・OxPL-apoB・OxPL-apo(a)値2倍あたりの多枝CADオッズは、各1.10・1.18・1.07であった。これらすべてのバイオマーカーはMACEと関連しており、Lp(a)・OxPL-apoB・OxPL-apo(a)値2倍あたりのMACEのHRは、各1.08・1.15・1.07 であった。
評価
同コホート研究は、冠動脈疾患のバイオマーカに関する最高信頼度の結果を発表し続けている。Lp(a)とOxPLの密接な関連を報告する今回の結果は、Lp(a)標的化治療がOxPLを残余リスクとして残すことはないのか、という実践的な問題を提起する。


