切除不能肺がんにおける化学療法+トレメリムマブ+デュルバルマブが効果:POSEIDON試験
Durvalumab With or Without Tremelimumab in Combination With Chemotherapy as First-Line Therapy for Metastatic Non-Small-Cell Lung Cancer: The Phase III POSEIDON Study
背景
ニボルマブとイピリムマブをはじめとして、抗PD-1/PD-L1抗体と抗CTLA-4抗体の組み合わせはさまざまに検証されてきた。
アメリカSarah Cannon Research InstituteのJohnsonらは、EGFR/ALK野生型の切除不能な非小細胞肺がん(NSCLC)患者を、トレメリムマブ+デュルバルマブ+プラチナベース化学療法を最大4サイクル行い、その後進行までデュルバルマブを投与する群、デュルバルマブ+化学療法を最大4サイクル行い、進行までデュルバルマブを投与する群、最大6サイクルの化学療法を行う群へと、1:1:1で割り付ける第3相多国籍ランダム化比較試験POSEIDONを実施した(n=1,013)。
結論
デュルバルマブ+化学療法群では、化学療法群と比較して無増悪生存期間(PFS)が有意に延長したが(ハザード比 0.74)、全生存期間(OS)は延長しなかった(0.86)。一方、トレメリムマブ+デュルバルマブ+化学療法群では、PFS(0.72)・OS(0.77)とも有意に延長した。治療関連有害事象は、トレメリムマブ+デュルバルマブ+化学療法群の51.8%、デュルバルマブ+化学療法群の44.6%、化学療法群の44.4%で発生し、それぞれ15.5%、14.1%、9.9%が治療関連有害事象により治療を中止した。
評価
トレメリムマブ+デュルバルマブを化学療法に追加することで、PFS・OSとも有意に延長した。mNSCLCの治療選択肢に加わることになるが、すでにある併用療法との比較が問題になる。


