血中アンジオテンシノーゲン値の疫学
Blood Levels of Angiotensinogen and Hypertension in the Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis (MESA)

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Journal of the American College of Cardiology
年月
April 2023
81
開始ページ
1248

背景

高血圧・心不全の治療標的としてアンジオテンシノーゲン(AGT)が注目されているが、民族・性別等その疫学は不祥である。
アメリカVanderbilt UniversityのDeFilippisらは、MESA参加者5,786名の血漿AGT濃度を測定し、この問題を検討した。

結論

AGT値は、男性よりも女性が有意に高く(1.44倍)、民族差があった(高い順:白人・黒人・ヒスパニック・中国人)。多因子調整後、AGT高値は高血圧高オッズと関連した。また、AGTの相対差が同じであれば、男性間の血圧差は女性より大きかった。

評価

注目のASO薬IONIS-AGT-LRxに関するもの(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC8246029/)を含め、3件の臨床試験が行われているホット領域だが、性差・民族差の疫学データは欠けていた。臨床試験結果の解釈に重要となる情報を提出した。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)