CADのCTA・PET・FFR評価を直接比較
Effect of Plaque Burden and Morphology on Myocardial Blood Flow and Fractional Flow Reserve
背景
PACIFIC研究は、多様化してきた非侵襲的冠動脈疾患(CAD)画像化検査法を同一患者を対象として侵襲的検査と直接比較しようとするものであった。同研究のDriessenら(オランダVU University Medical Center)は、208名の患者を対象として行った、CTA・[15O]H2OPET・FFRによる冠動脈プラーク断面積定量やプラーク形態学、心筋血流量測定の結果とその解析結果を報告している。
結論
動脈硬化プラークは86%の参加者に認められ、68%に冠動脈プラークが認められた。Per-vessel basisでは、プラーク長‐体積・最小内腔断面積・狭窄度等の従来型指標は、異常充血性のMBF・FFRと有意に関連していた。さらに、部分的石灰化・ポジティブリモデリング(PR)・低吸収プラーク等の形態学的特性も同様に充血性MBF・FFRに悪影響を与えていた。多変量解析では、PRの形態的特性は、充血性MBF・FFR劣化と独立に関連しており、狭窄度・非石灰化プラーク体積ともそうであった。
評価
非侵襲イメージング検査が、侵襲検査が軽視してきた形態学的病変(特にPR)の重要性を示して、CAD病態の複雑さが明らかになってきた。このPACIFIC部分研究は、CAD評価におけるPETの有用性を確認したものともいえる。


