救急外来での禁煙介入、有効なのは面接とニコチン代替療法
Successful Optimization of Tobacco Dependence Treatment in the Emergency Department: A Randomized Controlled Trial Using the Multiphase Optimization Strategy
背景
救急外来から開始するニコチン依存症治療は有効と考えられているが、臨床試験ではもっぱら多要素介入が検証されており、どの要素が特に有効なのかは判然としない。
アメリカYale School of MedicineのBernsteinらは、繁忙な救急外来において4種類のタバコ依存症介入(簡易交渉型面談[BNI]、6週間のニコチン代替療法の開始、禁煙ホットラインへの紹介、ショートメッセージサービスへの登録)のパフォーマンスを検証する24条件/16条件全要因最適化試験を実施した。一次エンドポイントは、呼気一酸化炭素濃度によって確認された3ヵ月後の禁煙率であった。
結論
1,056名の成人喫煙者が登録された。対照と比較した3ヵ月後喫煙率のオッズ比は、BNIで1.8、ニコチン代替療法で2.1、禁煙ホットラインで1.4、ショートメッセージサービスで1.1であった。要素間に有意な相互作用は認められなかった。
評価
マルチコンポーネントなニコチン依存症治療を腑分けして、コンポーネントごとの有効性を検討した試験で、簡易面談とニコチン代替療法が特に効果的であることを明らかにした。経済的・定性的解析も行われており、禁煙介入の最適化に役立つだろう。


