左心耳閉鎖は心内膜アプローチで?
Left Atrial Appendage Closure and Systemic Homeostasis: The LAA HOMEOSTASIS Study
背景
左心耳閉鎖には心外膜・心内膜デバイスによる2種のアプローチがあるが、ホメオスタシスに対する影響に差異はあるか。インドOsmania Medical CollegeのLakkireddyら(LAA HOMEOSTASIS)は、77例(外膜デバイス群38、内膜デバイス群39)に関する前向単一施設観察研究結果を報告している。
結論
心外膜デバイス群においては、アドレナリン・ノルアドレナリン・アルドステロン濃度は、術後24時間・3ヶ月時点で有意に低下していたが、心内膜デバイス群では有意な変化は認められなかった。心外膜デバイス群では、3ヶ月時点で、有意なアディポネクチン・インスリンの増加およびFFA減少が認められたが、心内膜デバイス群では有意な変化は認められなかった。NT-proANP・NT-proBNPは心外膜デバイス群で急性期に有意に減少したが、3ヶ月後には正常化した。心内膜デバイス群では、術後に増加したが24時間後に正常化した。
評価
NT-proANP・NT-proBNPの変化が懸念されたが認められず、長期的なRAA系等の変化のみが有意であった。心内膜アプローチ(Watchman)が選好される、という結論となるが、循環動態への影響の差異が微細であることも報告されている。


