限局性腎細胞がんでの術後ニボルマブ+イピリムマブ、利益示せず:CheckMate 914試験
Adjuvant nivolumab plus ipilimumab versus placebo for localised renal cell carcinoma after nephrectomy (CheckMate 914): a double-blind, randomised, phase 3 trial

カテゴリー
がん
ジャーナル名
The Lancet
年月
February 2023
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背景

転移のない腎臓がんでは腎摘除術が行われるが再発率は高く、KEYNOTE-564試験におけるペムブロリズマブの肯定的結果(https://doi.org/10.1056/NEJMoa2106391)を受けて、免疫チェックポイント阻害薬による術後補助療法への期待が高まっていた。
アメリカMemorial Sloan Kettering Cancer CenterのMotzerらは、世界20ヵ国145施設の根治的/部分的腎摘除後の再発リスクが高い限局性淡明細胞型腎細胞がん患者を、ニボルマブ+イピリムマブまたはプラセボへと割り付ける第3相ランダム化比較試験CheckMate 914 (Part A)を実施した(n=816)。

結論

無病生存期間は、ニボルマブ+イピリムマブ群では中央値未達、プラセボ群は中央値50.7ヵ月であった(ハザード比 0.92)。全生存期間については、中間解析に必要なイベント数がカットオフ時点で未達となり、ニボルマブ+イピリムマブ群が33件、プラセボ群は28件であった。グレード3-5の有害事象は、ニボルマブ+イピリムマブ群の38%、プラセボ群の10%で発生した。ニボルマブ+イピリムマブ群の32%、プラセボ群の2%が有害事象により投与中止となった。治療に起因する死亡はニボルマブ+イピリムマブ群の4名で発生した。

評価

KEYNOTE-564試験の成功がもたらした期待に反して、本試験、周術期ニボルマブについてのPROSPER試験、さらにアテゾリズマブについてのIMmotion010試験(https://doi.org/10.1016/S0140-6736(22)01658-0)もネガティブ結果となった。この免疫療法間での対照的な結果が何に由来するのか、重要な問題が突きつけられている。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(がん)

The Journal of the American Medical Association(JAMA)、Journal of Clinical Oncology (JCO)、Journal of the National Cancer Institute(JNCI)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、Cancer Research (Cancer Res)