超加工食品の癌リスクは結論に近づく：ICL大規模前向研究

Ultra-processed food consumption, cancer risk and cancer mortality: a large-scale prospective analysis within the UK Biobank

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背景

超加工食品（UPF）と癌発生・癌原因死亡の関連は。
イギリスImperial College LondonのChangらは、UK Biobank登録者19,7426名を対象として、これを検討する前向コホート研究を行った。登録者は2009〜2012年に食事記録（24-h dietary recall）を提出し、その後2021年1月末まで追跡した。NOVA分類に基づいて食品加工度を分類した。

結論

平均UPF摂食は全体の22.9%だった。追跡期間中央値9.8年中15,921例の癌発生、4,009例の癌原因死亡があった。UPF摂食の10%毎増加は、全癌（HR 1.02）・卵巣癌（HR 1.19）発生と関連し、また全癌（HR 1.06）・卵巣癌（HR 1.30）・乳癌（HR 1.16）原因死亡リスクの増加と関連した。

評価

最新の大規模総合前向データで、超加工食品と34種癌の発生・死亡との関連を検討した。ここでは卵巣がん死亡リスクを同定したが、フランス先行研究（https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29444771/）では、乳癌リスクが高かった。世界的に最終化されるべき関連である。