伸縮自在ウェアラブルUCGデバイスで心機能をリアルタイムモニターする
A wearable cardiac ultrasound imager

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
Nature
年月
January 2023
613
開始ページ
667

背景

UCGのウェアラブル化により心機能を24時間モニターできる、とする研究・開発が報告された。
アメリカUniversity of California San DiegoのXuらによるもので、デバイスは伸縮可能素材でパッチ化され、連続リアルタイムUCG画像データをAI解析する。

結論

皮膚との間の機械的結合を改善し、運動中に左室を異なる視点から画像化した。連続画像記録から左室ボリュームを自動解析し、一回拍出量・心拍出量・駆出率を連続記録できる。

評価

皮膚と同程度の柔らかさ、切手ほどの大きさ、という。ウェアラブルECGで、すでに示されている方向性をさらに展開するもので、急速な実用化が期待される。他臓器の超音波リアルタイムモニターにも応用できよう。

関連するメディカルオンライン文献

大規模臨床試験、新規の薬・機器・手法・因子・メカニズムの発見に関する文献を主に取り上げ、原文の要約と専属医師のコメントを掲載。

(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)