TMVRのMITRAL試験が2年好結果を発表
2-Year Outcomes of Transcatheter Mitral Valve Replacement in Patients With Annular Calcification, Rings, and Bioprostheses
背景
MITRALは、経カテーテル僧帽弁(MV)置換術(TMVR)のvalve-in-mitral annular calcification(ViMAC)・MV-in-ring(MViR)・MV-in-ring(MViV)3手法を比較する前向研究で、すでに1年結果を発表している。
アメリカMayo ClinicのGuerreroらは、その2年結果を発表した(n=91)。
結論
ViMAC群の2年全死亡率は39.3%、NYHAI-II66.7%、平均MV勾配は5.6mm Hgであった。MViR群は同50%・65%・6.5mm Hg、MViV群では同6.7%・85%・6.9mmHgであった。全例でMRは軽度以下で、3群ともKCCQスコアはベースラインから持続的に改善している。
評価
1年結果を維持する好データであり、JACCEditorialは The Drum Beats on and Louderと歓迎している。患者はすべて重症者で、すべてがアメリカの代表的センターで行われていることに留意すべきである。