長期リモート減量介入の効果は？：D-ELITE

Effect of a Remotely Delivered Self-directed Behavioral Intervention on Body Weight and Physical Health Status Among Adults With Obesity: The D-ELITE Randomized Clinical Trial

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背景

リモートサポートによる肥満個人への自主行動介入は、減量に有効か。
アメリカUniversity of WashingtonのHoerster（D-ELITE）らは、BMI30〜45の肥満者511名を対象として、これを検証するRCTを行った。介入群・コントロール群ともに標準ケアを提供し、介入群は更に12ヵ月間、オンラインもしくは郵送での糖尿病発症予防プラグラムに基づく個人向け映像・資料・コーチングメッセージを受けとった。一次複合アウトカムは、EHR記録による12ヵ月での体重とSF-12身体スコア（PCS）を用いた自己申告による健康状態である。

結論

12ヵ月での平均体重変化は、介入群がコントロールに比して有意に大きかったが（調整群間平均差 −1.93kg）、SF-12 PCSスコアに有意差はなかった。

評価

様々な試みのある分野で、スマホアプリによる減量維持の有効性に関する系統レビューは、3ヵ月がピークで長期の減量効果は小さいとしている（https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC9536524/）。チェックアップとフィードバックが鍵かもしれない。