アメリカのSTEMI対応医療システムの問題点は転送
Treatment Time and In-Hospital Mortality Among Patients With ST-Segment Elevation Myocardial Infarction, 2018-2021

カテゴリー
循環器
ジャーナル名
The Journal of the American Medical Association
年月
November 2022
328
開始ページ
2033

背景

アメリカにおけるSTEMI患者の治療までの時間と院内死亡率は。
Duke UniversityのJollisらは、Get With The Guidelines-Coronary Artery Disease(GWTG-CAD)レジストリ648病院で治療されたSTEMI患者114,871名を対象に、2018年第2四半期〜2021年第3四半期の系列的横断研究を行った。一次アウトカムは、治療までの時間・院内死亡率・システム目標遵守(PCI対応病院では医療接触90分以内の75%以上処置。要転送の場合は120分以内の75%以上処置)である。

結論

調査期間中に治療開始時間中央値は86分から91分に延長、院内死亡率は5.6%から8.7%に悪化した(いずれも統計学的有意)。要転送患者では、120分以内治療率は17%であった。

評価

パンデミック期間を含むため、「米のSTEMI対応システムは劣化してきている」という結論は引き出せず、むしろ「これだけで済んだ」という解釈も可能である。しかし、要転送患者への対応は明らかに不十分で、システム点検が必要である。

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(制作協力:Silex 知の文献サービス

取り上げる主なジャーナル(循環器)

Journal of the American College of Cardiology(JACC)、Lancet、The New England Journal of Medicine(NEJM)、American Heart Journal (AHJ)、Circulation、The Journal of the American Medical Association(JAMA)