脳卒中後てんかんを予防することに意義はあるか:PEACH試験
Safety and efficacy of prophylactic levetiracetam for prevention of epileptic seizures in the acute phase of intracerebral haemorrhage (PEACH): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial
背景
脳卒中後てんかんの発症率は、臨床症状を伴わない潜在発作も含めると30%にも達するが、現時点では抗てんかん薬の予防的使用は推奨されていない。
フランスLyon University HospitalのLaure Peter-Derexらは、同国3ヵ所の脳卒中ユニットで、発症後24時間以内の非外傷性頭蓋内出血患者をレベチラセタムまたはプラセボへと割り付ける第3相ランダム化比較試験PEACHを実施した(n=50)。
結論
72時間以内にレベチラセタム群の16%、プラセボ群の43%で発作(いずれも脳波上発作)が発生した(オッズ比 0.16)。1ヵ月後、3ヵ月後のうつ・不安に群間差は認められなかった。
評価
小規模な第3相試験ではあるが、脳卒中後の予防的抗てんかん治療が早期発作を抑制することを示した。ただし、早期の脳波上発作の減少が、より重要なアウトカムの改善につながるかは不明なままであり、より大規模な検証が望まれる。


