コーヒーを飲むと子宮体がんのリスクが減る?:メタ解析
Association between coffee drinking and endometrial cancer risk: A meta-analysis
背景
コーヒーの消費は肝臓がんや大腸がんのリスク低下と関連しており、その抗がん作用が注目されている。
中国Liangxiang Hospital of Beijing Fangshan DistrictのGaoらは、コーヒー摂取と子宮体がんリスクとの関連を評価するため、既存の観察研究のメタアナリシスを実施した。
結論
12件の症例対照研究、12件のコホート研究が含まれた。参加者は総計699,234名で、9,833件の子宮体がん症例が含まれた。コーヒーの摂取量が最も多いカテゴリーの個人では、最も少ないカテゴリーと比して、子宮体がんリスクが低下した(統合相対リスク0.71)。研究の種類や実施国を通じてリスク低下がみられた(日本の研究では相対リスク0.40)。サブグループ解析では、カフェイン入りコーヒーを飲む個人、BMIが高い個人、ホルモン補充療法を受けたことのない個人、でリスク低下が認められた。
評価
既存研究を統合し、コーヒー摂取と子宮体がんリスク低下との関連を確認した。カフェイン入りコーヒーでは関連が明確で、カフェインが保護的に働く可能性が示唆される。その他、日本の研究で諸外国よりも強い関連が現れている点も興味深い。


