喫煙の心不全リスクはHFpEF・HFrEFを問わず、禁煙後も長期持続する
Cigarette Smoking, Cessation, and Risk of Heart Failure With Preserved and Reduced Ejection Fraction
背景
喫煙は心不全(HF)の危険因子だが、HFpEF・HFrEFと喫煙・禁煙との関連の詳細は知られていない。
Johns Hopkins Bloomberg School of Public HealthのMatsushitaらは、ARIC研究登録者で、ベースライン時にHF既往のない9,345名を対象とする前向観察研究を行った。
結論
中央値13.0年の追跡で、1,215名にHFが発症した。非喫煙と比して、 現喫煙はHFpEF・HFrEFリスクと同等に関連した(aHR:ともに〜2)。喫煙量とHF発症の間に用量反応関係があった。禁煙期間が長いほどHFのリスクは低下するが、それにも関わらずHFpEF・HFrEFリスクは喫煙以後数十年間有意な上昇が持続した。
評価
この問題に関する最も詳細な長期調査によって、喫煙の心不全へのネガティブインパクトを確定した。「喫煙のパラドックス」という示唆(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4846599/)も無効となった。


