急性脳梗塞でのTenecteplaseはアルテプラーゼに劣らず:AcT試験
Intravenous tenecteplase compared with alteplase for acute ischaemic stroke in Canada (AcT): a pragmatic, multicentre, open-label, registry-linked, randomised, controlled, non-inferiority trial
背景
Tenecteplaseは単回のボーラス投与により治療可能なrt-PA血栓溶解薬であり、持続静注が必要なアルテプラーゼの代替として期待されている。
カナダUniversity of CalgaryのMenonらは、同国22施設の脳卒中センターで診断を受けた発症後4.5時間以内の成人脳梗塞を、tenecteplaseまたはアルテプラーゼによる治療へ割り付けるランダム化比較試験AcTを実施した(n=1,600)。
結論
一次アウトカム(90〜120日後に修正Rankinスケール0-1)達成率は、tenecteplase群36.9%、アルテプラーゼ群34.8%であり、tenecteplaseは事前に指定された非劣性基準を満たした。24時間以内の症候性脳内出血はtenecteplase群の3.4%、アルテプラーゼ群の3.2%、90日死亡はそれぞれ15.3%、15.4%で発生した。
評価
カナダでは過去最大という脳卒中RCTで、tenecteplaseの有効性・安全性を確認した。日本でも承認を目指して、T-FLAVOR試験が進行中である(jRCTs051210055)。


