人種バランスのためバレニクリン禁煙効果の臨床試験を黒人で反復
Effect of Varenicline Added to Counseling on Smoking Cessation Among African American Daily Smokers: The Kick It at Swope IV Randomized Clinical Trial
背景
FDAによる禁煙薬バレニクリン承認のベースとなった臨床試験は、アフリカ系米国人の参加が少なかった。
University of KansasのCoxら(KIS-IV)は、日常的に喫煙するアフリカ系米国人500名を対象として、これを検証するプラセボコントロールDBRCTを行った。全患者には6回のカウンセリングを行った。1次アウトカムは、26週後における唾液コチニン測定を用いた7日禁煙者率である。
結論
バレニクリンの一次アウトカム効果を認めた(絶対差 9.2%;OR:2.7)。また、12週治療終了時での禁煙率もバレニクリン群が有意に高く、差は中等〜ヘビースモーカーよりライトスモーカーで大きかった。有害事象に群間差はなかった。
評価
米臨床試験で人種・性別バランスが重視されるようになってきたが、黒人を対象として再試験を行う例は未だ珍しい。先行研究KIS III(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31084916/)では、黒人のニコチン代謝が緩やかであると報告されている。


