10代T2D患者には週1回デュラグルチド皮下注
Once-Weekly Dulaglutide for the Treatment of Youths with Type 2 Diabetes
背景
10代の2型糖尿病(T2D)患者へのデュラグルチド週1回皮下注射は有益か。
University of PittsburghのArslanianら(AWARD-PEDS) は、メトホルミン・インスリン治療中もしくは生活習慣介入のみの同患者154名を対象として、これを検証するプラセボコントロールRCTを行った。一次エンドポイントは、ベースライン後26週でのHbA1c値変化である。
結論
デュラグルチドの一次エンドポイント効果を認めた(0.6% vs −0.6% [0.75mg] vs −0.9% [1.5mg])。HbA1c<7.0%達成患者率でも実薬が上回り、FBS低減も認めた。BMI変化に群間差はなかった。
評価
リラグルチド1.8 mg/日の有効性が報告されているが(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31034184/)、デュラグルチド週1回皮下注が優るだろう。