骨髄活性化が動脈硬化・MetS進行と関連する?:仮説生成研究
Bone marrow activation in response to metabolic syndrome and early atherosclerosis
背景
骨髄(BM)活性化がアテローム性動脈硬化症進展に寄与する、という動物レベルデータがある。スペインCentro Nacional de Investigaciones Cardiovasculares(CNIC)のFusterらは、Progression of Early Subclinical Atherosclerosis(PESA)研究登録健康男女745名の18F-FDG PET/MRI・血液サンプル検査を行い、この可能性を検討した。
結論
骨髄活性化(BM18F-FDG取り込み)はメタボリック症候群男性でより多く、有意に全MetS componentsと関連した。また、骨髄活性化は造血亢進・高感度CRP・フェリチン・フィブリノゲン・P-セレクチン・VCAM1等炎症マーカーとも関連した。全身性炎症のないサブグループでも骨髄活性とMetS・赤血球形成亢進の関連は維持された。また、骨髄活性化は動脈壁への18F-FDG集積増、動脈硬化の進行と関連した。
評価
動物レベルで形成されつつある仮説をヒトレベルにもたらし、動脈硬化・MetSを基礎づける全身低強度慢性炎症が骨髄レベルで初発する、という興味深い仮説を生成した。


