妊娠中の自宅血圧遠隔モニタリングは無意味?:BUMP1
Effect of Self-monitoring of Blood Pressure on Diagnosis of Hypertension During Higher-Risk Pregnancy: The BUMP 1 Randomized Clinical Trial
背景
自宅測定血圧を遠隔監視するセルフモニタリングモデルは一般高血圧(BP)の診断・管理を改善することが示されているが、妊娠時高血圧では。
英国University of OxfordのTuckerら(BUMP 1)は、妊娠高血圧腎症高リスク妊婦2,441名を遠隔モニタリングによるBP自己モニタリング群+通常ケアまたは通常の出産前ケア群に割り付けるRCTを行った。一次アウトカムは、医療従事者によって初めて高血圧が記録されるまでの時間である。
結論
一次アウトカムに群間差はなかった。試験中に18の重篤有害事象が報告されたが、介入に関連すると判断されたものはなかった。
評価
テクノロジー企業がスポンサーしたRCTだが、意外な結果となった。有効部分集団を特定するための追加研究を実施している、という。


