TTVR適応基準としてTAPSE/PASP比を提唱
Right Ventricular-Pulmonary Arterial Coupling and Afterload Reserve in Patients Undergoing Transcatheter Tricuspid Valve Repair
背景
経カテーテル三尖弁修復術(TTVR)には、簡明な適応基準の設定が求められている。Columbia UniversityのHahnらは、右室-肺動脈(RV-PA)カップリングの基準化可能性を検討した。TriValveレジストリよりTTVRを受けたTR患者を対象に、術前と術後30日に経胸壁心エコーにて三尖弁輪収縮期移動距離(TAPSE)/収縮期肺動脈圧(PASP)比を計測し、アウトカムとの関連を解析した(n=444)。1次エンドポイントは1年全死因死亡である。
結論
TAPSE/PASP比>0.406 mm/mmHg(ベースライン中央値0.406)で1次エンドポイント発生の有意な抑制が示された(HR: 0.57)。術後TAPSE/PASP比の低下は、全死因死亡・TR重症度の低下と独立に関連した。
評価
他の指標としてはRV収縮性や肺血管抵抗があるが、TAPSE/PASP比は、より洗練された特異的指標である。追試による閾値詳細設定により、標準化される可能性がある。


