PICU心停止アウトカムを改善することは難しい:ICU-RESUS試験
Effect of Physiologic Point-of-Care Cardiopulmonary Resuscitation Training on Survival With Favorable Neurologic Outcome in Cardiac Arrest in Pediatric ICUs: A Randomized Clinical Trial
背景
院内心停止の小児における生存率は改善をみせていたが、近年は頭打ちになっているとされる。ICU-RESUSは、心肺蘇生(CPR)改善バンドル(ICU内でのベッドサイドCPRトレーニングと生理学にフォーカスした心停止後の構造的デブリーフィング)の有効性を評価するため、アメリカの10施設の小児ICUに段階的にバンドルを導入するステップウェッジ式クラスターランダム化比較試験ICU-RESUSを実施した。
結論
1,276名で1,389回の心停止があった。初回心停止イベントのうち1,074回が解析対象となった。神経学的良好アウトカムでの生存退院率は、介入群で53.8%、対照群では52.4%と有意差はなかった(オッズ比1.08)。生存退院率にも差はなかった(58.0% vs. 56.8%;調整オッズ比1.03)。
評価
CPR改善バンドルの導入はPICUの心停止アウトカムを改善しなかった。対照群でも生存率5割を超える良好な成績であり、そもそも改善の余地が少なかった可能性もある。


