双極性障害による興奮にデクスメデトミジン舌下投与が有効:SERENITY II試験
Effect of Sublingual Dexmedetomidine vs Placebo on Acute Agitation Associated With Bipolar Disorder: A Randomized Clinical Trial
背景
双極性障害患者では急性の興奮状態が現れることがあり、速やかなコントロールが求められる。Kansas UniversityのPreskornらは、I型・II型双極性障害の成人患者を対象に、舌下デクスメデトミジン180 μg、舌下デクスメデトミジン120 μg、プラセボを1:1:1で割り付ける第3相多施設ランダム化比較試験を実施した(n=380)。
結論
ベースラインのPositive and Negative Syndrome Scale-Excited Component(PECスコア)は平均18.0であった。投与後2時間の平均変化は、180 μg群−10.4、120 μg群−9.0、プラセボ群−4.9であった。デクスメデトミジン群の患者では投与後20分から治療効果が現れた。
評価
軽度・中等度の興奮患者で、プラセボと比して有意な鎮静が可能であった。集中治療における鎮静薬として広く用いられるデクスメデトミジンの新しい使用法として注目される。


