CPAPはCOVID-19低酸素性呼吸不全のリスクを下げる:RECOVERY-RS試験
Effect of Noninvasive Respiratory Strategies on Intubation or Mortality Among Patients With Acute Hypoxemic Respiratory Failure and COVID-19: The RECOVERY-RS Randomized Clinical Trial
背景
高流量酸素療法は新型コロナウイルス感染症COVID-19における推奨治療の一部となっている。イングランドUniversity of WarwickのPerkinsらは、COVID-19に関連した急性低酸素性呼吸不全による入院患者を対象に、持続陽圧呼吸療法(CPAP)、高流量経鼻酸素療法(HFNO)、従来酸素療法のいずれかを割り付ける適応的ランダム化試験RECOVERY-RSを実施した。
結論
イギリスにおける感染者数の減少と資金提供機関の終了により、1,273名がランダム化された時点で試験は早期中止された。30日以内の気管挿管または死亡は、CPAP群36.3%、従来酸素療法群44.4%であり、CPAP群で有意に低かった。一方、HFNO群では44.3%であり、従来酸素療法群の45.1%と差がなかった。有害事象はCPAP群の34.2%、HFNO群の20.6%、従来酸素療法群の13.9%で発生した。
評価
COVID-19入院患者の呼吸不全に対してCPAPが有効であることを示した一方で、HiFLo-Covid試験(https://doi.org/10.1001/jama.2021.20714)とは対照的に、HFNOの効果は認められなかった。ただし、有害事象はCPAP群で多いほか、高いクロスオーバー率も結果の解釈を難しくしている。


